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午後、一時間くらい、別冊太陽の松井冬子を眺めて過ごす。
「(他者との)不接触はコミュニケーションの不在と同時に感覚、触覚を研ぎすます」
「抑圧、暴力の感染、トラウマ、ナルシシズムによって、風景のように痛覚の組成をあらわにしてきた」
『フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる』(求龍堂)
神奈川県近代美術館で開催中のベーコン展、公式図書。
初期の頃の作品が中心。ベーコンは一貫して痙攣的だが、初期はポップ・アイコンを素材にしたものが多く、これはこれでいい感じの猥雑さ。
門小雷(リトルサンダー)『藻與浪與無限(わかめとなみとむげんのものがたり)』(リイド社)。
リトルサンダーの長編漫画。これはあれだ、歌舞伎の『与話情浮名横櫛(ヨワナサケウキナノヨコグシ)』だね。
おれはこの人の描く女の子の大ファンなので、始終ドキドキしながら読んだ。よかった。
妖怪現象について、例えば小松和彦は、師匠の山口昌男やレヴィ=ストロースの記号論ー構造分析を通して民俗現象を解析していく。京極夏彦なんかも、小松和彦の影響下にある人のように思う。それはそれとしてとても面白いのだが、おれは、最近は博物学的な視点が強くなってきている。
『ムー ビジュアル&アート集』(玄光社)。
野田昌宏に倣って言えば、「オカルトってなァ、結局のところ絵だねェ」。『ムー』はおれが小6の頃発刊されて40周年。おれは創刊号から、いつまで買っていたかな。それにしても、この手のイラスト、もう職人芸だよね。