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『眩暈 VERTIGO』大変な見応えでした。ジョナス・メカスと吉増剛造、この二人を知らなくても大丈夫。友人、芸術、時代、世代、都市…。回顧とリスペクトで紡がれる吉増の言葉の豊かさと詩作の崇高さに心が動かされ、鑑賞後はこの二人をもっと知りたくなるはず。穏やかに、深く、確実に刺激されました。
観たぞ!『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』!凄い体験だった!膨大なアーカイブ(と影響を受けた映像)を再構築して提示されるボウイの宇宙。超ギリギリで入門編にもなり得るが、独立したアート作品としても卓越した完成度だ。音響設計も素晴らしい陶酔の135分、IMAXで見直し決定!
シネコン日曜最終回の独特な雰囲気で『X エックス』を観た。面白かったなー。タイ・ウェストでは一番好きかも。『悪魔のいけにえ』と『悪魔の沼』ダブルでのフーパーオマージュが憎い。二役のミア・ゴスも良かったけど、新世代スクリームクイーン、ジェナ・オルテガの絶叫が本当に素晴らしかった!
『マルケータ・ラザロヴァー』。弾圧前に花開いたチェコ・ヌーヴェルヴァーグ「黄金の60年代」の大作。敷居はかなり高いけど(事前にあらすじ読むことをお勧めします)、166分、時代に後押しされた映画作家の才能と野心を堪能。シネスコでの引きと寄り、斬新な音使いなど含め、当然劇場鑑賞案件。
『チタン』。監督のイマジネーションに追いつけないこの快感。観る者を選びまくる潔さ。『クラッシュ』はもちろんクローネンバーグ全般の物質的な「変態」を想起させるが、前作『RAW』で垣間見せた父性が大胆に描かれていることが興味深い。いずれにせよ会心のヤバさだ。最高賞を与えたカンヌに敬意。
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』。物語だけでなく監督自身が「親から子へ」を実践したガチ世襲映画。小ネタ大ネタ満載で、封切りで1を観た小学生の自分と共に楽しんだ。MCUがマルチバースというパンドラの匣を開いた今、2016年のリブート版との合流も夢じゃないぞ!あっちもかなり面白いよ!
『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』。面白かった。まわりの異様な高評価(とネタバレに配慮した歯切れの悪い感想)も納得。個人的には詰め込み過ぎかとも思ったけど、結局シリーズへの愛と、ファンへの愛に溢れているわけで、すこぶる良い気分になりました。マルチバースというパンドラの匣。