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中陳剛佑さんのイラストまとめ


役者/日藝演劇演技卒
〈次回出演〉➡2024真夏、2024年末、御期待下さい

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ヴォルテックス

老夫婦の最期。
いつか必ず訪れる死の瞬間までをゆっくりじっくり風景画の様に淡々と描いた作品。
2分割画面での覗き見が何だか申し訳ない。
どんな正論を言われようと決して揺るがない夫婦間の想い。
始まりは美しく終わりは残酷、あまりに脆く崩れ落ちるが次への余韻がGood。

0 3

血を吸うカメラ

恐怖を覗き見る変態スリラー。
三脚に仕込んだ凶器を向け、恐怖に慄く表情を撮影する🎥
窃視症、トラウマ、衝動…etc.
同年代の“サイコ”を彷彿とさせる良作。
不安定な人物を単なる狂人ではなく葛藤する人間として描いており、病的な姿は緊張とユーモアの融合がGood。
倒錯的怪作。

0 1

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

小さな身体であまりに酷な重荷を背負うフロドと仲間たちの旅は最後の最後まで勇ましく美しい。
勝機が見出せなくとも歩み続ける仲間を信じ死地に赴く熱量がひしひし伝わる。
最後まで献身的に支え、文字通り背負い戦い抜いたサムの勇気が何より輝く。

0 3

エックス

若さと老いの対極ホラー。
往年のホラーを踏襲しつつ欲求や衝動、普遍的なテーマで見せる良作。
過ぎ行く時の流れに抗えず、拒絶される老夫婦があまりに切なく、殺人という
真逆のエキサイトが恐ろしく可笑しい。
まとまりが良い反面、恐怖も快感もいまいち上がりきらずもどかしい。

0 2

シン・ウルトラマン

人類が未知と出会う現代SF。
“シン・ゴジラ”的仕事人たちの姿に
ヒーローモノの十八番やシュールさを
加えた独自のウルトラマン。
原点の旨味は拾うがダイジェスト感が
否めず、凄く良い流れなのに達成感が
薄い。
信頼と友情が育まれ、人類も諦めないが
あっさりまとまっている。

0 6

スーサイド・ショップ

不謹慎なだけの自殺ミュージカル。
病み荒んだ世界観、自殺用品専門店など
アイデアはおもしろいが過程を飛ばして
結果だけを歌い上げるゴリ押しは粗末。
無策な騒動で人々が生きる素晴らしさを
見出す説得力は皆無で、自殺者の霊に
後悔させる強引なラストが気持ち悪い。

0 1

ウルトラマントリガー エピソードZ

完結編と銘打たれているが、戦いの末に
辿り着く答えは既知のものであり、
TVシリーズのおまけ程度。
防衛隊の中だけでしか物語が描かれず、
隊長交代劇やゼット周りもあっさり。
巨人大戦や両筋肉タイプの活躍は良いが
気合と熱量だけで押し切るのがきつい。

0 2

大怪獣のあとしまつ

怪獣の死体処理。
良い題材でわざと酷く仕上げたとしか
言い様の無い、観るに堪えない代物。
1つの場面に必ず1つ事故をぶちこむ訳の分からない描写の連続に困惑。
あげくの果てにこの題材で絶対やっては
いけないことをやってのける。
どうしてこうなったのか後始末すべき。

2 19

フレンチ・ディスパッチ

雑誌特集を通して観る人間模様。
架空の雑誌、3つの特集で構成される
本作はほとんど美術鑑賞。
場面1つ1つ、画面の隅々、エンドロール
までこだわり抜かれた楽しい世界観だが
乗り切れず。
パラパラ~っとチラ見せられて終わる
試し読み感。
長尺またはドラマ形式で観たい。

0 2

家をめぐる3つの物語

世にも奇妙な人形劇。
ホラー、不条理、ファンタジーという
異なる作風ながらも家と住人の関係性で
描かれる3本は飽きさせない。
執着心が招く、何ものかに浸食される
怪奇と人形の可愛さが絶妙なバランス。
家は原点や出発点。
安住するだけではいけない。

0 1