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ドラキュラ
時を超えた怪奇ラヴ・ストーリー。
豪華役者陣と荘厳な世界観で紡ぐ本作は
まるで歴史劇の一幕を思わせる力強さが
あるが、全体的にくどく、愛を謳う割に
何に惹かれるのかが曖昧かつ大雑把で
乗り切れず。
外連味のある怪奇の旨味もあるが、
ラヴが占める割合が多過ぎる。
悪魔の毒々モンスター
完成されたB級ムービー。
下品で汚く粗も目立つが、枷から解放
された様な容赦無きバイオレンスと
創造への意欲で突っ切るのが清々しい。
正論をはね除け、か弱き者のために
性根の腐った悪を討つ。
彼にしか出来ない戦いを通して
カタルシスを味わえる稀有な作品。
美女と液体人間
人間が液体と化すスリラー。
核爆発の余波が生んだ異形の新生命体。
壁を伝い、地を這い、
音も無く忍び寄り他者を呑み込む。
不気味だが、脅威としては頼りなく、
その成長を見たかった。
正確には、事態を深刻に受け止め、
大胆かつ迅速な対応をとった警察の
大手柄と言うべきか。
クリープ2
変なおじさん再び。
危険を承知の上で飛び込む勘違い女と
挙動不審で鬱陶しい真性の変人が紡ぐ
80分のホームビデオは先が読めず、
ある意味、相性抜群。
裸の見せ合いや自伝映画撮影など、
続編も訳が分からず、変の一点張り。 https://t.co/rtcX3nFk2o
クレヨンしんちゃん
ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
ひろしとロボ、両者に華を持たせた
アクション・コメディ。
虐げられ、蔑まれる男たちの叫びは
ぼやけ気味だが、
2人の父親の行動こそ人の尊厳。
当たり前を振りかざしてはいけない、
思い通りにもならない。
だから語り合う誰かがいる。
SSSS.DYNAZENON
ゆるい様で決して他人には見せられない
“しこり”を抱えた特撮アニメ。
物語とアクションの落差が激しく、
いまいち乗れなかったけど問題を綺麗に
解消するのではなく、誰かと少しだけ
共有して軽くする。
そんな青春は爽やかな後味。
手を取り合えるか否かが、人と怪獣の
線引きか。
るろうに剣心 最終章 The Beginning
時代劇然とした静の緊張漂う前日譚。
人斬りが人を活かす道を選ぶ
説得力は充分だが、
悲哀や傷を巡る物語は語られていた
以上のものが無く消化不良。
終わりにして始まりの円環はあまりに
痛々しく狂気じみており、希望の
“The Final”で終わらせてほしかった。
101匹わんちゃん
健闘ならぬ犬闘ムービー。
犬たちが主人のため奮闘するドタバタや
軽快な大行進はアニメならではの
可愛らしさ。
着飾るためだけに犬を狙い、
食べ物を粗末にし、他者を見下し、
煽り運転までする醜悪女クルエラの
隙無し悪行三昧が突き抜けている。
本当に101匹飼っていけるのか…
“シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇”
もはや純粋なアニメの枠から外れて
届けられる様々な言葉、観念。
壮大な神話的要素や小難しい設定は
理解が及ばずとも、本質に見える人間の
感情やプライド、それら面倒臭いものを
煮詰めたカオスは理解出来る。
悩んだら即行動。けじめ、大事。