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石川さんのイラストまとめ


20年ぶりでマンガを読み出した元マンガ少年、現オヤジでただの読者。ランダムに読み散らかしたマンガの個人的な感想・覚え書きを主にを呟く。誤字脱字変換間違いは常習なのであしからず。

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森 恒二・著『創世のタイガ 4』講談社 ①卒業旅行でゼミ仲間と訪れた豪州の洞窟でタイムトリップ、外に出るとそこはマンモスが跋扈しネアンデルタール人とホモサピエンスが覇権を争う原始時代だった。冴えない青年タイガが、狩りや戦闘、出会った少女との恋愛を通して成長していくサバイバル物語。

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田中雄一・著『まちあわせ』(アフタヌーンKCDX)再読。ユニークな絵柄だが、発想と物語に画力が追いついていない。優秀なアシスタントをつけるとか、花沢健吾のような不気味さに画力のある別のマンガ家がカヴァーするとか。このままではこの作品は埋もれてしまう。マンガのカヴァーがあっていい。

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ポーの一族』③ 現在、このマンガを描いたりリメイクしたりすると、それぞれの短編が1巻本くらいの量になると思う。このマンガの持つ文体は、その意味では遥か昔のものだが、しかし、耐久性は十分どころか、今でも軽々と通用している。濃密に省略されているとでも言ったら良いだろうか。

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『ポーの一族』② 今読むと、人物が6頭身でマンガチックなことに驚く。当時はマンガとはそういうものだったのだ。そして、読者の、日本の、卑近な日常からはかけ離れた豊かな想像力世界が、縦横に、ダイナミックに、展開していることに驚く。マンガは自由で良いのだ。当時はこれが普通だったのだ。

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萩尾望都・著『ポーの一族』復刻版全五巻完結セット 小学館 ほぼ40年ぶりに一気読み。中学校に入学したら美術部の先輩女子がみんな『別冊少女コミック』読みふけっていた。目当ては本作。借りて読んで私もはまった。以後、中断があったように思うが、完結まで追いかけたのだった。今読んでも疼く。

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2024-05-26

まんしゅうきつこ・著『まんしゅう家の憂鬱』ハルモヤさんほどではないが、壊れた人間の孤独感は、妙にいとおしさを感じさせる。元々がネット公開で、スクロール画面だった。本になってコマのあるページの形で改めて読むと、とまるで別の物に感じる。

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花沢健吾・著『アイアムアヒーロー』18 物語の展開はいよいよ遅く、画面の緻密さは増して、全編に漂う臭うような異物感が主役となって、伏線は回収されるよりその時々の不気味さと謎を与えることに効果的な逸話として全体を盛り上げている。

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浅野いにお・著『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション ③』3巻になってペン画度が増し、キャラや宇宙人の間の抜けた造形が逆に怖さを感じさせるし、文字表現や擬音も堂に入って、常に誰もやっていない表現を追求していることに感動する。

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『COCOON』② 主人公達は思春期盛りの少女であり、年齢相応の感受性を持ち、どことなく現代的だ。自分たちを危害から守ってくれると繭を夢想するが、そのメタファーは作品のタイトルの割に、冒頭にしか出てこず、いまいちよくわからない。

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