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#心灯獅炎
「っ、あの仮面の力を…打ち破ったですって…!?」
ハーツの声色が驚愕に染まる。
すると、ヒイロのイヤリングの真珠は、まるで役目を果たしたといわんばかりにパキンと音を立てて砕けた。
「…それは…こっちのセリフだ…馬鹿野郎…」
「ごめんって」
そっと肩の噛み跡に触れながら、ワカバは何処か泣きそうな顔をする。そんな彼に、ヒイロは思わず苦笑した。
「この声が届くならさ…応えてよ。私の…
…
ー心の中のヒーローさん?」
「…!」
暗闇に囚われていた心に、光が差す。仮面越しに見えた新緑が、真っ直ぐな光がこちらに手を差し伸べる姿が、はっきりと見えた。
「…いつも、ワカバに助けられてばかりでさ…だから、今度は…私の番」
ヒイロの声が、優しくワカバの耳に入る。
すると、チリン、とヒイロの耳に飾られたイヤリングの真珠が、鈴のような音色と共に淡い光を帯び始めた。
クラウンがそう全員に警告する中、ファイター達の頭の中に、直接声が聞こえてくるだろう。
『もうこれでアナタ達は私のお人形さん』
『貴方達は踊り続けるの』
『力尽きるまで!』
主、タイプ相性ってご存知でござるか?と言うクロ助の言葉をバックに、テレビの画面が何故かポケモソ仕様になり、バトルが始まった!
因みに、タイプ相性的にはお互いに刺さります。