彦坂尚嘉さんのイラストまとめ

男らしさの意味であったメタルロックが筋肉美を誇る男性的なものであったのに対して、『ノクトゥルナ（夜）』のメタル・ロックはフェニミズム化して、二人の美女が夜会服で微笑み、しかもミューズ（ Muse）というバンドような過剰で濃厚な快楽の雰囲気です。【イメージ･アート】04282022

メタルはメタルですが、スラッシュ・メタルというと、1983年のメタリカ の『Kill 'Em All』から聞いてきていますが、それが、遂に《第１６３万８４００次元》というあの世の黄泉の国の底にまで下降してきていることに驚きがあります。

イタリアの女性２人のハード･ロック！！　女性のツイン・ヴォーカル、グレースと、レーンという2人の女性ヴォーカリストを中心に結成された『ノクトゥルナ（夜）』です。
ヨーロピアン・ロックのゴシック／シンフォニック・メタル・バンドです。

この切れてしまったイメージを癒やすのは、造花の輝きではなくて、自然治癒しかないのでは無いだろうか。　
　「もっと非合理的になれ」という声が聞こえて、否応もなく頭がおかしくなってきます。題名も、さらに変わって、『切れてしまったイメージ《キッチュ治癒》04182022』

戦争下の現代の趣味は下品になり、驚くほどに薔薇の花が咲き誇るのだが、それらはすべて造花の輝きで、この世界の傷は、造花で覆われて、死者たちの顔は見えなくなる。世界がイメージであるとすれば、このイメージが切れてしまっている。

歴史は切断され過去を学ぶことは嫌悪され、戦争はもう起きないと思われていた。過去はしかし決して忘れられず前の時代の怨みは増幅し、恥辱は増大して新たな戦争が起きた。戦争はいつまで続くのであろうか。長くなければ現代の軍需産業は利益をあげられないから、長引くと言われる、1年2年3年・・・

制作を続けるのも難しいのですが、「もっと非合理的になれ」という声が聞こえて、否応もなく頭がおかしくなって来ます。
題名も変わって、『切れたイメージ《永遠の自然》』と、なりました。
彦坂尚嘉　『切れたイメージ《永遠の自然》04122022』

として現れ、それはまた、アメリカ内部の政治の《虚》《実》のカオスになっている。まあ、日本も同様である。
そういうわけで、私の作品も、伝統的な具象画や、抽象画からははみ出てしまって、野生動物の文学世界に溶解してきているのです。
彦坂尚嘉　切断芸術《逆アイオーン・永遠の過去》04072022

人間と戦う野生動物の地点にまで、至りついているのである。つまり今日の文明は、野生の段階になっているのである。だから、決して人工的な無菌の状態ではなくて、情報化社会というのは、雑菌にまみれた、野生の状態になっているのです。
ロシアとウクライナの戦争の情報戦争は、《虚》と《実》の混乱

オオカミやキツネなどの野生動物は、注意深く、人間の仕掛ける罠（わな）を見破るために、現実を詳細に観察し、そして罠（わな）の裏をかくのである。こういう動物文学の記憶が、私の現在も助けてくれている。
今日の《無-文明》は、実は文明の最後の段階に到達していて、