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−−−大きな満月が空に浮かぶ
開演まで、あと数分
「準備は、いいかな?」
【主様】の声が聞こえる。
…そうだ。今夜は僕の歌で、世界を【幸福】へと導くんだ……。
「……泣いているのかい?」
その言葉に、僕は自分の目から水が流れていることに気がついた。涙……
「(早いとこ脱出しねーと……)いくぜ、変身!」
かかりましたね…コラプションフィールド展開!
「!?何だ、これ……魔法陣?うっ、……なん、だこれ……うあぁっ!!」
おや、もうお終いですか?呆気ない……ま、こちらとしては好都合ですが。さて、役目を果たしていただきましょうか。
「くそっ、俺をこんなところに連れ込んで、何のつもりだ!」
ちょっとした『お礼』ですよ。今まで散々計画を邪魔されたことへの、こちらの戦力を次々潰されたことへの、ね?
「な、なんのことだか、さっぱり……」
おやおや、我々の情報網を舐めないでいただきたい。噂の少年ヒーロー君?
「!?」
「怪しい奴め…いいだろう。俺が相手だ!いざ尋常に、しょ」
残念だったなぁ、大将さん?もう勝負は始まって、いや……終わってるんだよ
「っ!?な、これっは……なん、ら?」
おーいいねぇ〜。その黒いのに包まれたところが熱くなってオカシクナリそうだろ?
「こん、なのっ……知らないっ!!」
とあるネットカフェ。オンラインゲームを楽しんでいた時、突然画面が乱れたかと思うと、黒い少年の姿が浮かび上がる。彼は数日前に行方がわからなくなり、ニュースになっていた。
『……おにいさん達、そんなゲームで満足?僕ともっと楽しいことしようよ。』
そして画面から光が溢れ出し……end
『……あーあ、見つかっちゃったか。黙っといてくれるんなら、キミに危害は加えないよ?』
『騒ぐんじゃねぇよ、ったく。めんどくせぇ……さっさといただくもんいただいちまうか。』
俺に血を捧げろ的な?あるいは跪けでもいいかもしんない
『……もう開けても大丈夫ですよ?センパイ』
……。
『いつもお世話になってるセンパイにプレゼントです。この首輪は一生大事にしてくださいね?ボクもセンパイのこと、大事にします。だってセンパイは、これから先ずーーっと、ボクの奴隷なんですから♡』
……あぁ。俺は、お前の奴隷だ。
……俺さぁ…お前のこと、気に入ってんだよ。本気で。だからよぉ…お前がご主人様の敵だってのが許せねぇんだ。ヒーローなんてやめちまえよ。お前も一緒にキモチヨクなろうぜ。ご主人様の下僕として一生あの方にお仕えするんだ。最高だろ?な?