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ヘチマ(絲瓜)も夏によく料理する食材で、ハマグリと鶏スープで炒めると絶品だ。瓜科の食べ物はカリウム豊富で、暑さが増すと身体にたまる水分を熱といっしょに排出してくれる、南国の夏の親しい友みたいな存在である。
今の時期、陽明山名物の「海芋(カラー)」の花が満開だ。山頂から見わたす山々はあらゆる種類の緑色をしてゴブラン織りのように美しい。
「大寒」はだいたい共通して鬼である。しかもただの鬼ではない。大きな氷の塊を持って頭の上に掲げ雲に乗り、恐ろしい形相をしている。顔も緑色で怖い。
台湾の廟に行くと、門の裏側に「門神」と呼ばれる神様の絵が描いてあるのを見かける。たまにそれが「二十四節気」のことがある。それぞれの節気が、武将や童子、仙女、龍神など24種のキャラクターで描き分けられているのだ。
台湾海峡に浮かぶ離島、澎湖の冬至食は「雞母狗仔」といい、もち米粉を練って様々な動物や古代のお金の形をこしらえ、食紅で色をつける。昔の農業社会において冬至は農閑期の入りでもあったから、共に働いてきた家畜をねぎらう意味で雞母狗仔をこしらえ、五穀豊穣と円満平安を祈った。
台湾友人らに「冬至といえば何食べる?」と聞いてみたところ、たくさんの回答が寄せられた。台南の友人は「菜包」を食べると教えてくれた。大根やニンジンの細切り・芹・ピーナツ粉・漬物などを入れ、大きな水餃子のような形をしている。