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魔堂さんのイラストまとめ


まどうといいます。妖怪の伝承を調べたり、それを絵に書いてます。いつも心に妖怪という余裕を持ちたい。水木しげる/京極夏彦/東方/犬夜叉等妖怪系作品も大好きです。

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徳島県の妖怪、山のおんばです。

海部郡に伝わる。
山奥に棲むおんば(鬼婆)。いつも頭の上に盥を乗せ、欲しい物は何でも入れて持っていった。
ある時大源太という剛力の木こりが空腹で参っていた所おんばに攫われたが、松の木の上に逃れ、気づいたおんばが顔を上げた所に斧を打ち込み退治した。
続↓

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福島県の妖怪、鶏権現の白蛇です。

福島市旭町に伝わる。開墾の為湖の水を干された白蛇。共に行きたいというひよこ達を連れて天に上った。
村では日照りと百日咳が起き、ひよこ達が百日咳の如く鳴く為村人が水雲神社を建立すると、白蛇が再び降りてひよこ達と天に上り、日照りと百日咳も無くなった。

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『南総里見八犬伝』より妙椿です。

八百比丘尼を名乗り蟇田素藤に接触し、妖術を使って里見家を苦しめた妖婦。元は八房を育てた狸だったが、八房に宿る玉梓の怨念に毒されて里見家に恨みを抱く。
伏姫の神霊に力を弱らされた後は犬江親兵衛の持つ霊玉の光に打たれて倒れ、玉梓の怨念共々解脱した。

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山形県の妖怪、赤い筍です。

飽海郡に伝わる。巡礼中の娘が、中平田のある農家に宿を求めた。娘の金と美貌を見た家の主人は娘に乱暴を働き、鉈で惨殺して竹藪に埋めた。
その後農家の部屋に赤い筍が生え、瞬く間に天井まで伸びた。
やがて主人は病で体の肉が崩れ落ち、筍を恐れながら死んだという。

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『百怪図巻』等よりわうわうです。

鬼婆のような顔をした妖怪で、長い毛に覆われた姿をしている。名前と姿のみ描かれており、具体的な説明などはない。
他の妖怪絵巻にも似たような姿の妖怪が見られ、うわんうわん、あふあふ、おどろおどろ等それぞれ違う名前がある。
苧うにの元絵とも言われている。

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高知県の妖怪、人真似狸です。

室戸市に伝わる。佐喜の浜の松の木の穴にいた豆狸で、真夜中に近くの爺さんの声を真似て叫んでいた。
爺さんは川向うの友人と朝夕一緒に漁に行く時に大声で呼んでいた。爺達は呼んだ呼ばないで大喧嘩になったが、狸と気付いた爺達に追い出され、浜から逃げていった。

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『百器徒然袋』より文車妖妃です。

巻紙を手に持った女妖。文車は内裏や寺院などで使われた書物を運ぶ車。石燕は詞書で「執着の思ひをこめし〜」と書いており、その為なのか近年では古い恋文にこもった怨念や情念から産まれた妖怪だと解釈される。
『徒然草』より塵塚怪王と同時期に創作されたとも。

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奈良県の妖怪、大蛇嵓の怪女です。

大台ケ原山に巣食う大蛇で、三重県船津の村に住む豪胆な男が仕事のため山に入った際、40歳ほどの大柄な女に化けて現れ酒を求めた。
その後現れた大台ケ原の山の女神と戦いになり、女神に助力した弥山の神との二柱がかりで退治された。

(『奈良の伝説』より)

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rkgk
幻怪 イシナゲンジョ

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『化物の娵入』等より撞木娘です。

撞木とは鐘を叩くT字状の仏具で、両目が突き出た姿で描かれる女妖。
江戸・明治の化物絵やかるたに描かれており、結構人気のある妖怪だったのかもしれない。
読み札には碓氷峠に出る等とある。

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