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ヨシダジャック作品集 「夜の発明・犬を預ける」2021、「DOT」2022⇒紙本は犬と街灯さんで:ブログでは好きな海外小説について、noteでは短歌とマイクロノベルを書いています: jacksbeans.blog97.fc2.com/blog-category-7:日本SF/日本怪奇幻想読者クラブ会員
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アンが台所からもどってみると、ダイアナは二杯めのキイチゴのコーディアルを飲んでいた。そのあとぜひもう一杯とアンがすすめると、三杯めもいやといわなかった。(中略)「こんなおいしいのを飲んだのは、初めてよ」ダイアナがいった。/モンゴメリ『赤毛のアン』掛川恭子訳

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「ところできみは?」ぼくは聞いた。「きみはだれ?」
「こいつがだれかだって?」ラフィーは女の子の頬をつねる。「こいつはおれのオンナ、マータだ」
「この人のオンナよ」彼女は幸せそうに繰り返した。
/カレン・ラッセル『星座観察者の夏休みの犯罪記録』松田育子訳、河出書房

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とマルセル・エイメ(続き)
エイメの『おにごっこ物語』のシリーズには、魅力的な挿画がいっぱいある。
左はナタリー・パラン、右はモーリス・センダック。感想は、どちらかでいいのでほしい。

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高く!天まで!彼は現実の色彩を奪い去る。極端にやせて人間ばなれした手が、驚きと恐怖のために差し上げられ、嵐の空が裂け、旧時代の神が恐怖と信仰の悲嘆の叫びを感じ取る。自身の作りだす幻影を、こんなに熱烈に凝視する人は、誰でもいささか狂っている。/チャペック、飯島周訳

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【水と小説10選】③カミ『ヴェニスの潜水夫』、私の大好きな探偵小説である。小説というよりコントのようなものでもある。なによりカミの途方もなくナンセンスでスラプスティックなストーリーテラーぶりに感嘆する。翻訳も、長新太さんの装丁・挿画も素晴らしい。切に復刊を望む。

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【水と小説10選】
①雨月物語/夢応の鯉魚
②ウンディーネ
③ヴェニスの潜水夫
④ウォーターメソッドマン
⑤神の水
⑥怪盗ニック/プールの水を盗め
⑦海底二万里
⑧霧に橋を架ける
⑨絵のない絵本、第二十八夜
⑩廃市
画像は、モジリアニの『水玉のブラウスを着た少女』

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(続き)天使たちは歌い、奏で、踊る。 ルネサンスの画家たちと同じように、日本でもこの主題は多く取り上げられてきた。日本の「飛天」たちは、天地の連絡役を果たすばかりではなく、天空に浮かびながら楽器を奏で、祈りをささげているのである。表情の静かで豊かなこと!

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(承前)せっかくだから、ケイト・グリーナウェイの「月の絵」も挙げておこう。芳年とは、ほぼ同時代人である。 画像は『OLD YEAR』1883。構図が、芳年と似てなくもない。

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ドガ『Dancers tying shoes』1883

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画像は、とある消防団の団長。タイトルの『眠くて死にそうな勇敢な消防士』、その人である。この話に寓意があるとすれば、ナマケモノは消防士には向かないということか。 アルベルト・モラヴィア動物寓話集、千種堅訳、早川書房

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