茅野カヤ Kayano Kayaさんのイラストまとめ

今日は2006年「遠夢」
これを描く前は、抽象画を描いていました。今のような作品を描くはじまりの作品です。

今日も2012年頃の作品。象の糞を使って作った紙をいただいたので試し描きでした。

spin a yarn + kaya
"レイテンシ。
眠りの中のよう、と言い。
水の中のよう、と言い。
わたしは知らぬ間に呑まれている。
私はずいぶんつたなくなる。
ああ、でも、ゆっくり点灯するひらめき。
遅延する音楽に合わせて踊れ。"
https://t.co/imX2DVmi5F

spin a yarn + kaya
"白い風が吹き飛ばしてゆく、髪も瞳も爪も耳も。遠くで小指がかじかんでいる、耳朶も。辛うじて残った睫毛で瞬きをする、白い雲が流れてゆく、形は瞬く間に変わる、少しもじっとしていなくて見逃した物語がたくさんある。"
https://t.co/SZsr0OxGOe

これは2013〜2014年の作品。年賀状にしました。サーカスの曲馬師です。

spin a yarn + kaya
"ほころぶ。
春のつま先。
ほころぶ。
雪の結晶のレースたち。"
https://t.co/ECYUVye8eb

spin a yarn + kaya
"その場所かは分からないけれど、また行けたらいい。何者でもなくても繋ぐ手はあったし、理由なく繋ぐことも必要だと思うんだ。"
https://t.co/4KjqAroaTc

spin a yarn + kaya
"籠の鳥ばかりを増やしている。どこに解き放てばよいか分からないけれど、そういうことは気にしないで今日も生み出す。わたしが手を差し出せば、おあいそに小さく鳴く。あなたのもとでは、美しく囀って欲しいと願う。"
https://t.co/JeoZcaiCHk

spin a yarn + kaya
"目薬をさすように心にさすもの。傷つけるよりも、むしろまもることばを。"
https://t.co/AfBzmv3qiH

spin a yarn + kaya
"春の惑乱。
手を伸ばせば、ほろほろと自分の毀れる。
フイルムがあり、うまく現像せよと試される。
コマ撮りされて、わたしは呻く。
空が黄色すぎるので、色温度を下げること。
涙で滲むので、アンシャープマスクを掛けること。"
https://t.co/Syw0bm9c3r