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【March hare sings】
わたしは昼の月のよう、と言う
いつも欠けているのよ、と言う
ただの月なら、夜に親しい
満ち足りていい
僕の顎を撫ぜる
輪郭が嬉しい、と言う
ぽっかりしているのよ、と言う
わたしは、ぽっかり浮かんでいるのよ、と言う
詩:石川葉(@tecona)
#詩 #illustration
spin a yarn + kaya
"瞳の影、光ばかりが透過して。ほんとうは逃れて空耳をつくり、わたしを振り向かせているのじゃないか。瞳の影、瞼を閉じればもうそこにはいない。"
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"新しい色、新しい瞳、つまりは古くからある色、新しい瞳。あるいは本当に新しい色、何億光年を跨いだ光がたった今見え出す。知らないことはじゅうぶんにある、見えないこともまた。"
https://t.co/ys57Jky7nM
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"いつか、未だ見ぬその絵が呼ぶ時に
ためらいなく、選ばれますように
いつか私たちの人生に
豊かな凪がありますように"
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spin a yarn + kaya
"窓越しの春の雨は、やわらかくやさしい。わたしの全身は熾火のようにあたたかく、解けている。触れるものは熱をもつ、黒くなり、燻る。
「いい香り」"
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"今のわたしは消されながら逃げるように描かれてゆく。思い出は消されそこなった今だろうか、絶たれてはいるけれど同じ画布の中に、筆跡の中に。振り向くわたしと前を向くわたし、どちらが今なのかを知らされないまま塗りこめられて息をしている。"
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spin a yarn + kaya
"わたし、もう、本当に。
でもね、なんとか、もう一度。
夢と消えられたらいいのだけれど。
それすら叶わないから、このあと、落ちた星だけれど、気に入っているのを披露するね。"
https://t.co/Z3sJmIaTW9
spin a yarn + kaya
"鳥の影になぜられて、眩暈する。
その時、地に足が着いていなかったと、わたしの影は、遠くの鳥を睨んで言う。
からかわれたのよ、少し浮かれているの。
よほど、ぼんやりしていたのね。
鳥は心を食べるよ、と影の言う。"
https://t.co/kb34MosSuu
spin a yarn + kaya
"厳密さに捕らわれて新しい言葉が歌えない時は
「飛べばいいよ」
と、だいぶ春めいた頭、真っ白でも温度があれば、そこは息づいていると嘯いて。"
https://t.co/ijKGNkbhxT