sabakichiさんのイラストまとめ

こういうのは非常に自由でいいですよね。気楽に印象だけ描いてくれと(うまく)お願いすれば素直にそのまま印象を描いてくれるというのは画像生成AIの良さのひとつですね

ラスコーの壁画やアルタミラ洞窟から続くイラストレーションのもつ「確らしさをより確からしい状態で描く」という抽象度の高い文化的見立ての営みが学習データ内には息づいていて、それらを呼び起こし文化発展のための新しい視点を与えることは画像生成AIの果たすべき役割であるようにも思えてきますね

Deconstructionというよりは、De-compositionといった方が概念的には近く、"何らかの美的観点により評価された身体の特徴"が、視覚表現を伴うかたちで部分として寄せ集められ全体としての像を新たに構築する営みをAIが行なっており、我々のルールや慣習を盲目的に守らないという点では非常に自由な存在

画像生成AIに身体の美しさやnudeの表現をさせているのだけど、徐々にイメージをイメージのまま扱えるようになってきて、人類の記号的な意味の領域からもほどよく距離が離れ、心地良い画像が立ち現れてきている

calm

relate

hip

静かな夜の画像生成AI

視覚表現を「可能性の切り出し」と解釈すると、画像生成AIの描く手が"解剖学的には"おかしくとも「たしかにそのあたりにそういうふうにあるし、色々な動きが一度に入っていてたのしい」と思えてくるし、可能性の多視点的展開であればCubism的操作にも近く、次元の圧縮操作による視覚表現とも認識できる

現在様々な「意図した通りに描く」手法が開発されているが、実際にはどれも多次元の情報空間の集合に対して可能性に制限を与え、どのようにして低次元の情報として取り出すかという操作に分類できるので、この可能性を制御できるという特徴にむしろユニークな作家性があるのではという視点は重要と思う