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更に、実践形式の課題を通じて「コンテ(又は発注書)の読み方」や「作打ち(又は発注打ち合わせ)」「レイアウト・原画作業(又はブラッシュアップ)」「アニメーションの基本原則」といった実際の仕事における工程や作業時の注意点についての解説も適宜行っています。
「最早それは模写でないのでは?」全くもってその通りです(笑)これは模写ではなく完全な二次創作です。しかし一方で、対象の「癖」や「思考・嗜好」の模写と言うことも可能でしょう。この手順の重要な点は「新作を描けるくらいに深く観察し、読み解き、描写をする」という部分です。
「この漫画家ならこんなシーンを描きそうだ」「このイラストレーターはこういう組み合わせとアングルで描くことが多い」「もしこの絵の続きがあるとすればこんな一枚になるのでは?」といったように対象の特徴や思考・嗜好を読み解き新作を描くように模写をすることを「高い次元の模写」と定義します。
先程のツイートの写真は講習会のとある課題の解説用に撮影した「人間(合成人間が代理)の寝姿」ですが、カッターマットなどメモリのついたものの上で撮影すればパース線の変化も非常に分かりやすいです。後はこれを元に描きたい絵を描くだけです。
「れおえん」さんの作品はタッチを残した描写が多くともすると完成手前の絵のように見える。が、形の取り方の抜群の上手さと空気感の描写によって「荒々しいのに繊細」というとても不思議な印象を併せ持つ絵が多かった。
講習会を通じてこういう機会が得られることが非常に刺激になる。
なお、『幼女戦記』のテレビシリーズが3月30日にBlu-ray BOXとなって発売されます。もし宜しければこちらの情報もご確認していただけたらと思います。
(こちらの添付画像はTVシリーズのレイアウト及び原画素材です。掲載許可済みですが転載はNGです)
https://t.co/GeTcxJmMSQ
本日より東京MX(25時35分~)はじめKBS京都、サンテレビ、BS11にてTVアニメ『幼女戦記』の再放送がスタートします。もし宜しければご覧いただければと思います。
(添付した画像は劇場公開時のカウントダウン用に描いた過去絵です)
https://t.co/sJswPuvcjd
『風が強く吹いている』はちょこっとだけですが参加しておりました。とてもいい作品なので「スポーツアニメが好きだ」という方は是非見ていただきたいです。
今年は箱根駅伝の時期に合わせて一挙放送(配信)とかしないのだろうか…。
中には絵が見えなくなるほどに解説を書き込むこともあり、絵を描く以上に時間がかかってしまいます。
普段自分が何気なく行っていることや理屈を相手に伝わるよう言葉を選び時に例え話を使って解説するのは中々に骨が折れる作業ですが、それ故に私自身の理解と実践が深く確実になるのも事実です。
さて、イラストレーター向けの課題も一つ。
こちらは以前の講習会解説でも出てきた「パース課題」です。画角を使い分けつつ素体とシンプルな背景でパースの強弱と構図を実践を通して理解していく課題内容になっています。