//=time() ?>
No.77「監獄島、趣味が悪いね」
虚天晶が夜空を覆ったことに気付いたものは殆どいなかったことだろう。
闇より深い虚ろは、そのまま上空から砲撃を降らせていく。
「詰所、対空砲塔、監視塔、あとめぼしい場所はどこかな」
動くのに必要な部位を潰すように、味方を支援するように、死神は歌う。 https://t.co/Zb42NyxBVI
No.77「アリスが破壊工作している間に、僕は水上バイクと牽引ストレージに物資を詰めよう」
こちらも暗視ゴーグルとチョッキ、電子ロック解除用にボルトガン、念の為のハンドガン装備。
小柄ながらも鍛えている身体が役に立った。
「手早く終わらせよう」 https://t.co/ZhC6SqVSS7
No.77「アリスは高台からバリスタか……なら、僕は足止めを作ろうかな」
エミリオは伐採した丸太を用意すると、先端を削り、縛り、組み立てていく。
「これで、踏めばせり上がる、かな」
砂浜に擬態した罠。
梃子の原理を利用した、踏むと木製スパイクが持ち上がるトラップである。 https://t.co/bkRixudPOa
@1VrJbcGRApJD2cD No.1「言われなくともそうさせてもらうさ」
No.77「かの不死鳥と肩を並べるなんて、得難い経験ですから、しっかりと観察させてもらいますね」
私らみてぇなのは、語る言葉より交わす刃の方が似合ってるだろ?
短いやり取りだけをして、その場の会話を終えた。
@1VrJbcGRApJD2cD 認識されたことで、アリスはユウリへと近づく。
その斜め後ろには、所在なさげにエミリオが付いていた。
No.1「ファンというより追っかけと言うべきだろうな?なんせ、アンタと朱天は最強の一角だ、戦場ならひと当てするところだ」
「…ミス・ピルグリム、ここでは」
「わかってるさ、やらねぇよ」
No.1「ーーーー今回は味方側か、不死鳥」
No.77「……(あの人が不死鳥、朱天の駆り手ユウリさんか)」
アリスとエミリオのペアは、その姿を遠巻きに見つめる。
戦場で会うならともかく、今は無駄に挑発するのは得策ではないだろう。 https://t.co/N7feImnBPA
@maltukero 「トシオ、だな。私はNUMBERSのNo.1だ、よろしくな」
「同じくNUMBERSのNo.77と申します」
手を差し出され、飲み込めぬまま握手を交わす。
目の前の二人は子供だ。
しかし、その言葉の端には、どことなく死臭がする。
二人への印象は、頼もしさよりも、不可解さと不気味さが勝った。
@maltukero 灯りへと向かうと、そこには見知った顔と見知らぬ顔が並んでいた。
No.1「よぅ、ランティスさん、思ったより元気そうじゃねぇか。パーティーのお誘いありがとよ」
No.77「ご無事で何よりです。No.1、No.77共に、貴方に助力しに参りました」
No.1「ーーー出撃(で)るぞ、エミリオ」
No.77「ランティスさんの招待、見送る訳にはいかないからね」
No.1「作戦区域には見つからずに来いってことだから、高高度からジャミングと電子欺瞞しつつ降りる。いいな?」
No.77「了解、任せてよ」
ーーー
陰陽2機が指定座標へと夜闇に紛れて到達する。 https://t.co/2RhcseAZzl
@3s0W3NFmp7ibEo3 サマニャ「うふふ、大人ですねぇ、お嬢さん!」
部族では下の子たちをまとめて面倒見るお姉さん、本領発揮である。
「お姉さんも途中まで一緒に行っていいかな?」
背後の邪気に気を配りつつ、隣に並ぶ。
(しかしこの子、なんか変わった気配……けど、まあいいか)