櫛野展正📕「超老芸術」さんのプロフィール画像

櫛野展正📕「超老芸術」さんのイラストまとめ


日本唯一のアウトサイダーキュレーター。アウトサイダーアートを紹介しています。アウトサイダーアートを扱う「クシノテラス」主宰。
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ダニエル・ローリックは、子供の頃、映画雑誌に掲載された映画スターの絵を描いていた。第二次世界大戦中の従軍中、日本映画に魅了され、好きな日本の俳優の絵を、架空の軍事的なシーンを盛り込んで70点以上描いた。58歳で急逝。身寄りのなかった彼の絵は、95年に家族の友人が購入し初めて公開された。

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7歳から炭鉱に入った山本作兵衛は、63歳で閉山により退職するまで炭坑で働き続けた。
宿直警備員として勤務していた60代半ばより、子孫に炭鉱の姿を描き残すため、自らの体験と記憶をもとに、92歳で他界するまで1000点以上の炭坑記録画を描いた。
没後の2011年にはユネスコ世界記憶遺産に指定された。

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「ザ・リプレイスメンツ」の元ドラマーであるクリス・マーズは、5歳のときに統合失調症だった長兄が施設へ収容される悲劇的な出来事を目撃したことで、後年、音楽活動を放棄し、芸術活動へ専念するようになった。
長兄のように自分の意見を主張することができない人のために、絵画制作を続けている。

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2024-12-28

メキシコのジャングルに居住するラカンドン族として生まれたカユム・マックスは、少年時代に、スイスの探検家ガートルディス・ブロムの勧めで初めて絵筆を手にした。
彼は、キャンバスにアクリル絵具で作品を制作しており、ジャングルの緑豊かな風景を描いた絵画は、人間と自然の関係を探求している。

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電気技師見習、鉄道員など職を転々としたルボシュ・プルニーは、28歳からチェコ芸術大学でモデルを勤める。統合失調症の診断を受けたことで、精神医学に興味を抱く。幼少より絵と解剖に強い関心を持ち、身体をテーマに作品を制作を始めた。インクのほか、血液、毛髪、皮膚などを用いられることもある。

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ダコタ・スー族の牧師の娘だったメアリー・サリーは、独学で著名人を描いた3連祭壇画を20年以上にわたって制作し続けた。部族の伝統的なデザインとキリスト教のイメージを組み合わせた作品を制作したが、作品は生涯に数度しか展示されず、その存在は21世紀初頭までほとんど知られてはいなかった。

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1948年生まれのランブルディエール・ウジェーヌは、モーリスとして知られている。11歳で両親とパリにやってきた後、35年間路上生活を送った。発明家を自称し、無尽蔵の動力を持つ飛行物体や機械の図面などを描いている。その発明は医学や宇宙物理学などの分野に及んでおり、2017年に作品が発見された。

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2024-12-28

シルヴァン・ファスコは20歳のとき、過失致死傷罪により2年間投獄された。
出所後、懲罰部隊に入隊したが緘黙症となり、27歳で精神病院に収容される。
5年後、独房の壁を彫り、石で落書きをするようになった。その後、画材を与えられ、裸の女性たちを熱狂的に描いたが、栄養失調のため37歳で死亡した。

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