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スイスで生後間もなく里子に出され、10歳で孤児院に入れられたハンス・クルージーは、第二次大戦後、駅前で花屋を開業し、30年に渡って花を売りながら生活した。 55歳からは紙や包装紙に独学で絵を描き、花と一緒に1枚数百円で売るようになった。 60歳で絵が発見され、世の中に知られるようになった。
今年32歳になる富田晃生さんは、13歳ごろから、TVで観た企業や番組のロゴなどを記憶し、厚紙を使って、それらを再現することを試みている。土台として重ねた厚紙の上に、記憶を元に切り抜いたロゴをセロハンテープで何重にも巻きつけていくことで、「本物」のような立体感と光沢感を生み出している。
ソビエト連邦アゼルバイジャン共和国のユダヤ人家庭に生まれたゲンナジー・ルコムニコフは、青年期に統合失調症と診断された。サーカスやお金、宇宙開発、ソビエトの日常生活をテーマに絵を描き続けたが、アパートのバルコニーから転落したか、飛び降りたかの悲劇的な事故により、38歳で亡くなった。
59歳になる小林一緒さんは、調理師として蕎麦屋や給食センターに46歳まで勤務したあと、アルコール性神経炎を患い歩行困難な状態になった。 18歳頃から書き溜めたメモ書きを頼りに、ノートに自らが食べた料理のイラストと感想を30年以上、当時の記憶を頼りに描き続けている。 https://t.co/64dMGHGK13
今年61歳になるレオポルド・ストローブルは、35年以上にわたり、絵を描き続けている。新聞に掲載されている風景写真の黒い部分を色鉛筆で塗りつぶし、緑の空を描く。そして、黒色と空の境界線を定義し、それらを画用紙に貼り付け、鉛筆で独自のサインを入れて完成となる。作品はMoMaに収蔵されている。
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レネ・メレディスと名乗る女性がペンとクレヨンで独学で描いた150点の作品は、ロサンゼルスのフリーマーケットで捨てられた冊子から近年発見された。作品にはカリフォルニア州の2つの旧住所と、制作日が記されており、彼女がこれらの作品を重要視し大切にしていたという事実以外、何もわかっていない。
ガブリエル・エブラールは、特別支援学校に通っていた21歳のとき、アートスタジオへ通い始め、絵を描き出した。 百科事典的な知識と膨大な記憶力を持っ彼は、メディアに焦点を当てた絵を描いている。 映画スターやロックグループ、ポップシンガーなどの写真を独自の定義で再解釈して人気を博している。
生まれつき耳が不自由だったジェームズ・キャッスルは、手話ではなく口語でコミュニケーションを学んだ。使用済みの封筒の裏や紙片などに、薪ストーブの煤に唾液を混ぜて作った炭のインクで、78歳で亡くなるまで70年以上に渡って絵を描き続けた。作品には、彼が住んでいた田園風景が多く描かれている。
50歳になる井口直人さんは、街のコンビニと施設のコピー機の2色刷り機能を使って、自分の顔とそのとき気に入ったものを毎日写し取っている。 ガラス面に顔を押し付け自らボタン操作し、センサー光の動きと共に体を動かすことで、独特の歪みを生み出している。近所のコンビニには毎日20年間通っている。