櫛野展正📕「超老芸術」さんのプロフィール画像

櫛野展正📕「超老芸術」さんのイラストまとめ


日本唯一のアウトサイダーキュレーター。アウトサイダーアートを紹介しています。アウトサイダーアートを扱う「クシノテラス」主宰。
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今年61歳になる江中裕子さんは、32歳で統合失調症を発症し、精神科病院へ入院。鋏などが使えない閉鎖病棟で、退院する知人のために雑誌を素手で千切って制作したことを機に、コラージュ制作を始めた。手の皮が剥げるほど手を洗い続ける強迫神経症を抱えているが、制作時は手袋を外して創作できている。

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ユージン・フォン・ブルーエンヘンハインは、30代から自宅で妻の写真を撮り始め、ステージを自作し、10年後に妻の写真は数千枚に達していた。その後、油絵の具を指で塗って絵を描くようになり、冷戦中の50年代には、核攻撃への恐怖心を絵で表現した。晩年は鶏の骨を再利用して塔や椅子を制作していた。

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今年78歳になるウィリアム・A・ホールは、同居中の母親が亡くなったあと、54歳から17年間、ホームレスとして廃車の中で生活していた。毎日運転席に座って断崖絶壁や岩場を走る乗り物の絵を描いた。2015年8月、引っ越してきた夫婦が廃車の中で暮らす彼とその絵を発見し、国際的に知られるようになった。

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【アウトサイダーアートラジオ更新】
33歳から広島市中心部にある市営基町アパート1階のショッピングセンターで、たった1人の清掃員として38年に渡って働き続けたガタロさん。
これまでの半生や自身が抱える病、絵を描き続ける理由などを昨日お電話でたっぷりと伺いました。
https://t.co/GNWLZQFeCr

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今年77歳になる戸谷誠さんは、多摩美術大学を卒業後、父親が開業した薬局で、自分だけの絵を描く生活を始めた。
50代半ばには薬局を閉店。60年以上に渡って絵巻などに加筆や修正を繰り返し、「女性」を描き続けている。
現在も閉店した薬局で、絵と対峙する日々を送っている。
https://t.co/KX3uXFC0Xi

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85歳になるエヴァ・ドロッパワは、工学研究所で設計者として働いていた。彼女が55歳のとき、息子が事故の後遺症で障害を負った際、「なぜ子どもを罰したのか」と神へ尋問したことを機に、手が動き出し、自動筆記で絵を描き始める。以来、彼女の絵画の多くは、神への具体的な質問を伴って生まれている。

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2024-06-03

1934年にバーモント州で生まれたゲイリーン・エイケンは、幼い頃から独学で絵を描き始めた。
あるときから、ダンボールの切り抜きや本だけでなく、物語性のある文章と絵を組み合わせ、24人の子どもたちが住む「ライムビリの従兄弟」と呼ぶ架空の王国を舞台とした物語の創作をつくるようになった。

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2024-06-03

イタリア生まれのジョヴァンニ・ガリ(1954-)は父の会社で香水や化粧品の販売員として働いていた。
父の死後、市議会のバイトを経て、39歳で精神病院へ入院。絵を描くようになった。
軍や宇宙旅行の機械類に囲まれた裸の女性像を描いている。また、常に女性が主役であるSMシーンを描くこともあった。

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