まれあり@【BAR 隠れ家】さんのイラストまとめ

コゼットに他者との繋がりを感じさせてくれるものは、他にスクウィークのぬいぐるみがあります。
このぬいぐるみはエレオノールの形見でもあるので、母親の温もりを思い起こさせる『ライナスの毛布』な気がしますね。

コゼットが学習性無力感から完全なサバイバーにならなかった大きな要因はルチアーノの存在でしょう。
構ってくれないジャントールの代わりに面倒を見てくれるルチアーノは、コゼットにとって疑似的な保護者として「世界との繋がり」を感じさせます。
(それでも『父の友人』以上にはなれないんですが)

子供がまだ幼いうち、世界は親を通じてしか接することのできない未知の領域です。
ガイドしてもらわないと地理も言語もわからない外国のような感じでしょうか。
親に見捨てられたら生きていけないので、ネグレクトされている子供は「親の機嫌を損ねないこと」を最優先で学びます。

家族関係の構築に悩むシングルファザーとその娘、大切なものを失くしてしまったカボチャの化け物、そして夢の世界の主。
この物語の登場人物は皆、善良ではあるものの不器用な生き方をしています。
傷つかないために仮面を被っていると言えばいいでしょうか。

@YYUEe48HhhYwhFC @kikuri_0513 お尻の話もしてますぞ。

スタンダードな子供の成長物語も起承転結がはっきりしていて読後感が爽やかです。
脇役の人間関係が大人っぽいので、その対比もなかなか心憎いものがあります。
(アニメ化した短編はどれも選ばれただけのことはあると納得の出来ですね)

メルスト側のラスピリコラボも後半戦なので、サ終後の移住先に悩んでいるラスピリ民に自分も一度くらいは声かけしておかねば。
(自分はストーリーを読むだけのへっぽこプレイヤーなのでゲームそのものの話はできませんけど…)
#ラスピリ
#メルスト

ハルがちょこに依存しているように、ちょこもハルに依存しています。
生／死の決断も含め、その存在全てをハルに委ねていたと言っていいでしょう。
ちょこにはそれだけの覚悟がありました。

『クトゥルフ神話』の要素は８章から散見されましたが、ゼルプスト≒ニャルラトホテプだとは正直思ってませんでした。
「人前にイケメンの姿で現れる」ところは同じですけど、人間に対して明確な悪意を持っていなかったからです。
スパイラル形態はクトゥルフなので、外見だけ借りたんでしょう。

カンパネルラは父親が居ないことを「欠けてない」とは言ってないんですよね。
「欠けていても違うもので埋めることはできる」なんです。
それは空を飛べない天空人のカンパネルラが一人で生きてきた中で身に着けた、彼女なりの“諦め”の哲学のようにも思えます。