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リヒテルが弾いたラフマニノフ「前奏曲集」を聴く。
リヒテルはウクライナに生まれた。父はドイツ人で1941年にスターリンによりドイツのスパイとして処刑されてしまった。20世紀最高のピアニストは、精力的にピアノだけを弾いた。政治については一言も口にしなかった。
『カルロ・ロヴェッリの 科学とは何か』 カルロ・ロヴェッリ 著/栗原俊秀 訳(河出書房新社)。
古代ギリシャの科学者アナクシマンドロスは、およそ2600年も前に「地球が宙を浮いている」ことを最初に見抜き、初めて地図を描き、世界を始まりも終わりも無限だと想定した。
音楽の若い友が来た。20世紀の音楽の旅を進める。新ヴィーン楽派の音楽とは没交渉のままに20世紀を生きた作曲家ヤナーチェクとシベリウスのピアノ曲を舘野泉さんの演奏で聴く。そしてサヴァールの「Mare Nostrum」。われわれの海と古代ローマ人は地中海を呼んでいた。「ウシュクダラ」は大好きな歌だ。
『アダムとイヴの日記』 マーク・トウェイン 著/大久保博 訳 (河出文庫)。人類最初の男女アダムとイヴが日記をつけていた。初めて出会った異性への興味、すれちがう考え方や、相手の行動への困惑を思いのままに綴る二人。そんな二人が楽園を追放され、子育てを経て、たどりついたのは。
「松井美保子 洋画展」(尼信会館)が最終日を迎えた。たくさんの知人、友人が見に行ってくれた。
ぼくをモデルにして描いて下さった2点は『アクター』と『Y氏・教会』。前者の背景は港町神戸をイメージされた。後者にはカトリック芦屋教会が描きこまれている。
『モロイ』サミュエル・ベケット著/宇野邦一訳(河出書房新社)。ベケットの『モロイ』も困った小説だ(笑 ベルンハルトは『昏乱』刊行後、売れないことについて版元に愚痴をこぼした。版元は「タイトルが駄目だ。ベケットも『モロイ』など全然売れないけれども、ひと言も文句は言ってこない」と。
『DIAGHILEV』(ディアギレフ)。リチャード・バックル著(Weidenfeld刊 1993)。ニジンスキーの鏡の肖像は、1913年にモンテカルロのホテルでストラヴィンスキーが撮影した。店頭でぱらぱらと読んでいき、この写真一枚のために本を求めた。「三宮駅前古書店」で。
「松井美保子 洋画展」へ。彼女の最高傑作(と画伯自身、認めておられる)僕がモデルを務めた『アクター』など人物画の大作25点あまりが、のびのびと並べられている。お孫さんらご家族のほかには、海外でみつけた人びとの暮らしの息遣いが愛情をこめて描かれている。
あけましておめでとうございます
みなさまにとって よろこびにみちた
年になりますように
年をとるということは どんどん
めんどくさいことをやめて
身をかるくしていくということですね