目黒雅也『西荻さんぽ/亜紀書房』Masaya Meguro illustration & kendoさんのイラストまとめ

西荻窪「びあん香」。びあん香ケーキはかなり柔らかなシフォンに生クリーム、バラのアイスクリームが特徴の隠れた西荻名物のひとつ。純喫茶の素晴らしさがまだここに現存します。

西荻窪「チェルキオ」。ベーコン、トマト入りのクリームパスタ。パスタはリボン型。無類のクリーム好きですが大満足。クリーム系パスタは「クォーレ」もいいです。以前は「でるぱぱ」とかさらに前はフランス料理店があったり入れ替わりが激しい北口住宅街一等地ですが人気で定着しそう。

西荻窪「物豆奇」。いよいよ秋の気候、ホットコーヒーの季節です。円形に金属を嵌め込んだこのテーブルで。宮沢賢治「銀河鉄道の夜」風の砂糖壺。この日のコーヒーカップは茶色の円形模様が渋い気持ちが落ち着くデザインでした。秋のこのわけもなく物寂しい気持ちは何なのでしょうか。

西荻窪「キッチンキャロット」。西荻で「肉」と言えばここと向かいの「キムラカン」のステーキでしょうか。二代目で多少変わった部分はありますが、料理が供された後無心となりざわついていたテーブルに広がる沈黙は健在です。肉汁やバター、デミグラスソースが染み込んだポテトフライが最後の楽しみ。

先日久しぶりに西荻窪「どんぐり舎」へ。このところずっと盛況のよう。喫茶店ブームか？または「こけし屋」休業の影響なのか。閉業した「風神亭」や「中野ブリック」も復活との話。「こけし屋」も全ての店舗が完全復活しないかな。ともあれ、ここのコーヒーカップはどれも違いどれも素晴らしい。

最近はもっぱら西荻窪「エルスール」で花束を仕立てて頂くことにしている。白を基調とした淡いパステルカラーが、特別な日には心地よく映える。妻子の誕生日が数日違いなので二つ。息子は紫陽花が好きなのであしらって頂く。受け取りに行くと木机の上に二つ用意されていた。

西荻窪「いしはら」のラーメンはしばしば無性に食べたくなる煮干しが効いた醤油すっきり味のラーメン。このあるようでなかなかない絶妙な味わい深さは何なんでしょうね。名物のワンタンは海老も捨て難いがこの日は肉ワンタンで。チャーシューやメンマ、味玉も細部に気配りがあり美味しいです。

西荻窪「銀八」。天丼とマグロの刺身が売りの本格和食店。西荻では天ぷら屋さんは少ないので貴重な存在。また、沢山のセットメニューがあってあれもこれも楽しめるのが嬉しい。穴子天が好物ですが、揚げたてのかき揚げも美味しいです。天ぷらを持ち帰る人もちらほら。

西荻窪「シュラスコレストランハイカラ」。「ビストロハイカラ」から転身の西荻初のシュラスコ料理店。少々日本向けにアレンジされた上品かつ繊細な肉料理は全て美味しいですが、私は牛イチボが好物です。食べ放題コースも手軽なので肉を欲する時にはおすすめ。個室もあり子供連れOK。かなり親切です。

西荻窪「西荻RIZE」が自家製生パスタ推しに転換したのをご存知だろうか？以前のスペインバル要素も残しつつサイズやトッピングを選べる多彩なスパゲッティを楽しめる。テイクアウトで好きだったサイコロステーキがっつり乗るこれはただただ嬉しい。もちろん肉1.5倍にしました。