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クレメンティーナの写真ではふたりの女性がいても視線は交差せず、それぞれが物思いの中に沈殿している。
あるいは鏡があっても自分を見たりはしない。それは別の内面を映すものなのだ。
彼女は美や現実を撮ろうとしたのではなく、そうあらざるを得ないヴィクトリア朝の女性像を切りとったのだと思う。
4年前の昨日、ロシアの監督ボリス・バルネットの素晴らしい3作品についての評を「Cinefil」サイトに書いた。
バルネットは、スターリン体制下の1920年代後半に20代で映画を撮り始め、コメディ・タッチの作品などで過酷な時代を生き延びたのに、1965年に自殺してしまった。
https://t.co/lyzNZVTfPT
@Scapoliterain お読みくださったのですね!ありがとうございます。
一冊を書くのにかなり労力をかけてきましたが、いざ刊行されてみると軽く敗北感を感じてばかりでした。
直接こういうご感想をいただけると、とても励みになります!
1912年から第一次世界大戦勃発時の1914年8月まで、たった2年間しか刊行されなかったポショワール刷りの高級モード誌『ジュルナル・デ・ダーム・エ・デ・モード』。その184枚の全プレートを原寸復刻して本にまとめたのは日本の出版社だった。
いつもこれを指針に収集してきた。
https://t.co/iwvLKAJtN6
アメリカン航空のファーストクラスのベッドで休もうとしている女性...
旅客機の黎明期である1930年代、ファーストクラスにはベッドも用意されていたのだ。
飛行船ヒンデンブルク号の一等ラウンジ...豪華客船の屋内プール...少数の上層の人たちのための贅沢は限りなかった。
https://t.co/F8jdSnkl62
美学的なものに勝る科学的美しさというものがある。
ハロルド・エジャートンはMITの教授であり、高速フラッシュでのストロボ撮影の発明者でもあった。
彼は高速度で動くものの一瞬を捉えた。フェンシング選手の動きの美しい造形や...
...核爆発の瞬間までも。
https://t.co/cqN0PJYJCi
1930年代に活躍したクチュリエ、ルシアン・ルロンの作品集にあるセンスの良いパルファムの広告イラスト。見るとサインにA. M. Cassandre。
客船アトランティック号やノール・エクスプレスの鉄道広告で知られるカッサンドルは、こんなタッチのイラストも描いていたのかと驚く。
https://t.co/YWVCsSYJZv
女性のコルセットの歴史についてはたくさんの書物がある。しかし男性用コルセットの歴史についてはあまり語られてこなかった。
1830年代〜50年代、ちょうどロマン派時代の青年のスタイルは、この1845年の『Le Follet』のモード画のようにウェストを締めていた。コルセットで。
https://t.co/Pm4rr7GauB
web連載【美女ジャケはかく語りき】最終回がアップされました。
昨年の8月から続いたこの連載。1950年代アメリカのサバービアの風景の背景に潜むものを、エロさを交えて書いてきましたが、最後は書きそびれた良ジャケやコレクションの逸話など。ちょっとロマンティックです。
https://t.co/UUenK1H62G
ロバート・フリントは、水中の肉体写真にさまざまな要素をレイヤー状に重ねるネオ・バロキストだ。
ゲイの写真家によく顕現する「ギリシャ古典美への憧憬が、作品としてはネオ・バロック的なものに結実する」ことに関して、きちんと跡づけた研究はいまだにない。
https://t.co/4c32GvNrMf