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文化期頃の花魁、姿海老屋姿野さん。頭は島田髷。扇子で口元を覆う仕草が気品あります。流水と山吹の花があしらわれた着物に、黒地に花勝見模様の帯がダイナミック。
菊川英山『青楼之秋灯楼図 姿海老屋内 すがた野』ヨリ #お江戸スタイルブック
縁台に座り、物想いに耽る水茶屋娘さん。髷は天神に笄を差しています。三筋縞模様の着物に、花模様の前掛けと雲文様の灰色の帯。シンプルであるからこそ引き立つ色香♡前掛け紐の朱が差し色になっていて可愛い。
菊川英山『六玉内 伊手玉川』ヨリ #お江戸スタイルブック
お花見にやってきた若いお嬢さん。菊の花があしらわれた振袖に紗綾形文様の帯。振袖の中着は七宝つなぎ。燈籠鬢島田髷の大きなリボン(摘み細工)に丈長飾りがカワイイ。
喜多川歌麿『隅田川の花見』ヨリ #お江戸スタイルブック
大奥女中、有事の時のスタイル。(大火に立ち退くシーンらしい)
梨子打烏帽子(なしうちえぼし)に薙刀を手にした姿は勇ましく、まさに武家の女!カッコイイ。そして黒紋付振袖に、竹文様があしらわれた白帯のコントラストの美しさよ。
楊州周延 『千代田之大奥 おたち退』ヨリ #お江戸スタイルブック
大雪の中、道を急ぐお嬢さん。黒御高祖頭巾に蛇の目傘、雨雪用の高下駄。雪華模様のコートがポップで目を惹きます。古河藩主・土井利位(どい としつら)が天保3年(1832)に著した「雪華図説」を発端に、庶民の間で流行しました。
歌川国貞 『百人一首絵抄 十五 光孝天皇』ヨリ #お江戸スタイルブック
【お知らせ】2021年1月7日発売『イラストでわかる お江戸ファッション図鑑』マール社
#お江戸スタイルブック が書籍化されます!同人誌版と比べ、専門家の監修により内容はグーンとパワーアップ✨描き下ろしもたくさんしました!読み応えある一冊となっております!!
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花魁道中時の禿ちゃん。桜と霞文の振袖、頭の花簪やリボンがキュート。広袖の袖口にリボンのような飾り(豇豆(ささげ))をつけるのは、花街の童女のみに見られる風俗です。
二代目喜多川歌麿『松葉屋内粧ひ』ヨリ #お江戸スタイルブック
蛍狩りを愉しむ奥女中。団扇を口にくわえる仕草が可愛い。桐文様の振袖に、菊と雲唐草文の帯を矢の字結びにしています。ちなみに着物のグラデーションのような染め方は『曙染め』と呼ばれます。奥女中は襟や中着、襦袢の色が白✨上品で好き。
揚州周延『千代田乃大奥』ヨリ #お江戸スタイルブック
京都祇園の芸子。涼しげな薄物の着物の裾模様は撫子、帯の柄は鳳凰。家紋は梅紋で、襟にも梅文が入ってます。祇園は芸子が多く、その芸も達者な女性が多かったそう。キリッとした表情にストイックさが垣間見えます。歌川国貞『浮世名異女図会 洛陽祇園町芸子四条河原夕涼』ヨリ #お江戸スタイルブック