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昔と比較して近年の山室さんの作画に違和感を覚える大きな理由:
過去絵
ラオウとウイグルの元ネタについてご存じない方のために一応貼っておきます。
ラオウやウイグルがフランク・フラゼッタの絵を参考にしてデザインされているのは有名な話ですが、北斗の拳には他にもフラゼッタの絵を参照して描いたと思しき箇所が存在します。
フジテレビで放送された作品については幸いなことに本放送ではシネテープが使用されていますが、残念なことにテレビ朝日のゴールデン帯のようにフィルム納品の時代は一貫して光学サウンドトラックのままだった例もありますから、例えば聖闘士星矢の場合はもうどうしようもない状態です。
そして次の菁画舎回の第19話で遂に初めてクレジットに名前が登場します。この時点で既にほとんど「出来上がっている」のが恐ろしい(?)ところです。クレジット上のデビューは中鶴・井手・島貫さんら三人同時ということになります。動画に“あの人”がいるのもポイント。
トキは嘘つき
『魔少年ビーティー』までの荒木氏の絵柄は後のものとは大きく異なり、純粋に「漫画」的な系譜の中にあるように見受けられます。しかしそこから『バオー来訪者』を経て劇画的な描き込みが増え、ジョジョの連載を開始する頃までにはかなり「濃い」絵柄になっています。
原作漫画での空の深い青と雲の描き方が私はとても好きなんですけども、映像化される際にあまり意識されないのが勿体ないと思いますね。キャラはうまく再現している一方で、背景美術はあまり原作のニュアンスを汲めていないことが多いように感じます。
原作漫画:二重扉の網戸を開けて入ってくる アニメ版:開けっ放しの玄関に飛び入ってくる アニメ版は画として動きを出すため飛び入る動作にした結果、整合性のために扉が最初から全開になっているんですよね。内扉だけ開けて網戸は閉めている原作の方が、南国の生活感が伝わってきます。