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『カリスマ』
傑作。『スパイの妻』がある意味ではライトな黒沢清監督入門編的作品ならば、本作は完全に一見さんお断りのような雰囲気で、クロサワキヨシ成分が濃密。かなりタルコフスキーみもあるけれど、意外にも?思い浮かべたりしたのが、森の感じや死の臭いが充満してる感じ等が↓

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『悲しみは空の彼方に』鑑賞。
ファスビンダー、ゴダール、イーストウッドらが崇める巨匠ダグラス・サークの最高傑作と名高い遺作。久々に映画を観て五感すべてが満たされ震えるような幸福感を味わった(※幸福な話とは言えないが)。“古き良きもの”という言葉を頻繁に使うのは良くないかもしれないが↓

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『ローラ』鑑賞。
アニエス・ヴァルダの夫でお馴染みジャック・ドゥミが、女性映画の名手マックス・オフュルスに捧げた群像劇。これが長編デビューとはえげつない才能。“ヌーヴェルヴァーグの真珠”と呼ばれるに相応しい傑作で、端正なショットに流れるようにスムーズな語り口。↓

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あれほど不評なデヴィッド・リンチ版『DUNE』を大いに楽しめてしまったということが今月の一番のサブライズ。やはり映画は自分の目で確かめねばなりませんね。新作は少ないながら何本か観た中では『最後の決闘裁判』『ドライブ・マイ・カー』でしょうか。今宵はドゥニ版『DUNE』行けたら行きたい次第。

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『最後の決闘裁判』鑑賞。
80歳を超えた今も尚、格闘系ジムに通うゴリゴリの肉体派リドリー・スコット御大最新作。10年代以降のリドスコ作品では流石に『プロメテウス』『悪の法則』程のうすらヤバさはないけれど、こちらは中世騎士映画としてきっちり万人に勧められる見応えと眼福さのある力作…↓

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『ズーム・イン 暴行団地』鑑賞。
『HOUSE ハウス』や『花筺』等の大林宣彦監督作や、『暴(や)る!』や『暴行切り裂きジャック』等の長谷部安春監督作の脚本で知られる桂千穂が脚本を手掛け、“ロマンポルノのクロサワ”こと黒沢直輔が初メガホンを撮った日活ロマンポルノの超絶大怪作。まさしく…↓

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庶民的な俗っぽさが満ち溢れている作風のほうが好きではある。とはいえ、やはりヴィスコンティにしか作り出せない唯一無二の作品もあり、かの三島由紀夫も大絶賛の『地獄に堕ちた勇者ども』や、『ベニスに死す』の完成度・到達度は世評通り凄い。とはいえ、私が一番偏愛しているヴィスコンティ映画は…

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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』鑑賞。本作の160分と『ブルータル・ジャスティス』の160分、どちらが豊かで贅沢な160分であるかは言うまでもないものの、アバンとアナ・デ・アルマス回りのシーンは最高だった。正直それ以降は割とどうでも良かったというのが本音だが…ただ、それでも久々の007で…

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『暗黒街の顔役』も『スカーフェイス』もそれぞれに同じくらい大好きだ。両作、主演の2人を比較しても、『暗黒街~』のポール・ムニは粗野で渋い魅力に溢れ、アル・パチーノの方はとにかく見た目に華があり、愛嬌がある。どちらの俳優もまさしく“世界は俺のもの”な主人公トニーを見事に体現している。

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『暗黒街の顔役(1932)』鑑賞。
アル・パチーノ主演、ブライアン・デ・パルマ監督のあの大傑作のオリジナル版。映画好きでも最近は『スカーフェイス』がリメイク作なことを知らない層が増えていると感じる。私は『スカーフェイス』には大きな感銘を受け、映画にのめり込むきっかけとなった作品の内の…

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