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『赤ちゃん教育』鑑賞。
タランティーノやゴダールも崇拝するハワード・ホークス監督のスクリューボールコメディ。我がAll Time Bestの1つであるレオ・マッケリー監督の「我輩はカモである」にも匹敵する圧倒的狂騒感、ハイテンションぶり。やはり私はこうしたとち狂ったコメディ映画が心底好きだ。
『ロープ』(1948)鑑賞。
グザヴィエ・ドランが本作をフェイバリットに挙げていて、彼がヒッチコックとは意外だなぁと思っていましたが観たらそれも納得。メインの犯人であるフィリップとブランドンのやり取りや視線の動きからは同性愛であることが微かに感じられます。
『ニュー・ワールド』鑑賞。
アリ・アスター監督が選ぶテレンス・マリック作品のベストとのことで鑑賞。アニメ版とはあらゆる意味で一線を画した仕上がりのマリック版“ポカホンタス”。ポカホンタスとジョン・スミスの恋物語にシンプルに感涙。本作以降より内省的で観念的な作品が増えるマリックだが…
『呪怨 ビデオオリジナル版』鑑賞。
「パラサイト 半地下の家族」「透明人間」等、昨今の作品でも随所に見られるJホラー表現。苦手な人が多いジャンルでもあるとは思うが、世界的な影響力の凄さを改めて感じる次第。そんなJホラーを代表するシリーズ「呪怨」の原点にして頂点が…
『たそがれの女心』鑑賞。
「ファントム・スレッド」を作る際にP・T・アンダーソンが参考にしたというマックス・オフュルス監督作(※インタビューで挙げていた作品は「快楽」)。それも納得の次から次へと部屋中を縦横無尽に動き回る流麗なカメラ、高貴で華やかな美術、衣装、建築。この辺りは…
『天気の子』鑑賞。
「君の名は。」に比べると評判が悪かったように思いますが個人的には「君の名は。」より好きです。東京の街並み描写、天気描写然り本当に見事なものだと思いましたし、それと今回一番良かったのが本田翼さん。彼女の色っぽさとサバサバ感が絶妙に合っていたと思います。
『マインド・ゲーム』再鑑賞。
超アートでありながら同時に超普遍的なエンタメでもある、まるでフェリーニやゴダールと鈴木則文の馬鹿映画(褒めてる)が融合したかのようなその緩急バランスに驚愕させられる。アニメーション表現の悦びがこれでもかと詰まった、誇張抜きで2000年代邦画を代表する怪作。
「告白的女優論」鑑賞。
まさに“THE 女優映画”。ジョン・カサヴェテス監督にとってのジーナ・ローランズの如く、吉田喜重作品のミューズとして光輝く岡田茉莉子だが、本作は浅丘ルリ子に痺れる。I・ベルイマン監督『仮面/ペルソナ』よろしく三人の女(女優)の外的側面と内的側面に迫る。
『ロスト・イン・トランスレーション』久々に鑑賞。学生時代、訳もなく何度となく本作を観て逃避していたので個人的に大切な作品。なんだかこの映画には不思議な癒し効果というかヒーリング効果のようなものがあると思います。実際、本作はソフィア監督自身が夫(スパイク・ジョーンズ監督)と日本を…
「アイリッシュマン」鑑賞。
“老害かわいい万歳映画”。私にとってのアベンジャーズ。冒頭の老後施設の中をぐるぐる映し出すカメラワークから超一流。スコセッシの映画が始まるゾ~というワクワク感で胸いっぱいになる。たしかに「グッドフェローズ」のような演出のキレやスピード感は本作にはないが…