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毎日体ろり#193
「6月って30、31…」て、呟いたらきみが「待ってね、」て、拳の節を数え始めたからびっくりした。そして節をトントントンってして、「先生、6月は30日で終わり」。て言った。それなにかのおまじない?て聞いたら、違うよ、ここの骨のデコボコで、30日か31日かわかるんだよって言った。
また毎日体ろり#192
眠る前に、祈ってね。神様じゃなくてぼくに。おやすみ、先生、先生、先生、先生。半袖のパジャマきみ、着るのかなぁ、着なさそうだなぁ(笑)。
毎日体ろり#189
「せんせ、悪いことしてないんだから泣かないでいいと思うよ」。ねぇ、その通りだね松野。でも先生、悪いことするかもしれない。こわくてこわくて仕方が無い。だから、ごめんね、きみも同じぶんこわくなって。その何気ない小さな手指、ぼくは握れない。指切りげんまんできないよ。
毎日体ろり#188
誰も守っちゃくれない僕らの、ぼくの一方的な思い、どうしようね。だって申請する場所がないんだもの。きちんと届ける場所があるならぼくは悪いことしないのにね。仕組みがおかしい。
毎日体ろり#187
きみが言う、「バイバイ」って、大好き。「さよなら」じゃなくて、「バイバイ」。って、なんかいい。デパートの屋上にある小さな簡素な遊園地で、「バイバイ、またね、バイバイまたね、」っていう乗り物思い出した。バイバイの続きは、だから、またね、なんだ。
毎日体ろり#186
ぼくにとって都合のいい身体、きみ、どうしてそんな身体をしているの。嘘だろって何回も言う。でもきみはその身体を手放すから、ぼくは、辛い。成長というルールは不合理だね。
毎日体ろり#183
今日は寒いし、雨だし、それなのにプールの授業が行われる最低条件が満たされてしまってすまない。まだ黄帽さんのきみは、ほんとうにいやなことだろうね。誰がきみに、泳ぎを強いるというのか。水に濡れるなんて馬鹿らしいよ、風邪ひかないか心配で、困る。