衣服標本家:長谷川さんのプロフィール画像

衣服標本家:長谷川さんのイラストまとめ


ガラスのない美術館【 半・分解展 】を主宰。
Xでは18世紀〜20世紀初頭の個人コレクションを詳しく紹介します。
仕事依頼はリンクから↓
rrr129annex.blogspot.com/p/r3.html

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18世紀初頭~半ばに、多く見られる着こなし
「ヘソの釦留め」

ヘソ部分の釦だけを留めて、胸部を開けるんですね
この着こなしに注視しています

胸部の開きを「Vゾーン」と呼んだりするんですが、だいたい50年周期で変化が見られます

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明日27日(木)から、渋谷で始まる【半・分解展のアトリエ】

数百年前に廃れた文化史・歴史を、体感しましょう

美術史の新たなる魅力を「衣服」から発見する1日になるでしょう

なぜ美しいのか?その答えは内部構造にあります

参加チケットはこちらからお求めください↓
https://t.co/tsQQrQTlAM

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それでは、お洒落ファッショニスタたちが呼ぶ「ナポレオン・ジャケット」の由来はなんでしょうか?

これも名前の通り「ナポレオン・ボナパルト」からきています

ナポレオンは美的感覚に優れ、服飾史にも大きな功績を残しています

騎兵隊が着た、肋骨服のデザインを数多く生んだといいます

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給仕全般を担当するコーチマンは、時間帯によって制服を着替えなければいけません

端正な見た目の「燕尾服」は夜の宴会に着用されました

ここで注目すべきは「お尻」です

お仕着せのお尻には、必ず「無数の釦」が縫い付けられました

主人と同じデザインの燕尾服でもお尻を見れば階級が分かるのです

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1830、40年ごろは、女性同様に男性もウエストを絞り上げました

ロマン主義の影響のもと、衣服も大胆にデフォルメされていったのです

男性もコルセットを装着し、身体補正をかけていきます

メリハリをつけた理想のボディの上に羽織る燕尾服には、熟練職人の知られざる細工がされたのです

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写真1、2はボーブランメルを溺愛したイギリス国王ジョージ4世の風刺画です

でぶっちょのお腹に、ちゃんとシグネットとキーがありますね

写真3、4はベルギー国王レオポルト一世
こちらはシグネットが3つもあるように見えますね

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写真1,2は、ローブ・ア・ラングレースを着用したマリーアントワネット

写真3は、ポロネーズ スタイル(MET)

スカートをたくし上げることで、中に履いたペチコートを魅せる当時流行のコーディネートでした

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1880年イギリス
お尻を膨らます補正下着【ロブスターテイル・バッスル】を紹介します

1880年ごろから、お尻部分を膨らましたスタイルが大流行します

その造形を実現するため、スカートの下に装着したのが「バッスル」です

実はこれ「ちょうちん」みたいにパタパタと折り畳めるんですよ

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ちゃんとお尻の部分には「当て布」も縫い付けられ、補強されています(写真1)

ファッションと機能を、見事に両立させた発明といえます

ストレッチ素材が無い時代の創意工夫が読み取れます

上着は19世紀末に大流行した、膨らんだ袖の「ジゴスリーブ」を合わせて、上品にコーディネートされました

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ロシアンサーキューラーには、ショートタイプも存在します

以前、試作品をつくったものの断念していました(写真1)

背面から前面までを1枚の布で包み込んで、ウエストを絞った造形を描きつつ、肩はあるのに袖はない

という無茶な構造を成立させるのが難しかったのです

が、再挑戦したくなりました

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