衣服標本家:長谷川さんのプロフィール画像

衣服標本家:長谷川さんのイラストまとめ


ガラスのない美術館【 半・分解展 】を主宰。
Xでは18世紀〜20世紀初頭の個人コレクションを詳しく紹介します。
重衣料の構造が専門です。
仕事依頼はリンクから↓
rrr129annex.blogspot.com/p/r3.html

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すでに特権階級をも凌ぐ資産を築いた新興ブルジョワジー(産業資本家)は、上流社会へと流入していきます

爵位すら金で買ったブルジョワたちは気付きました

自分たちは「文化」を持っていないことに

完全なトップダウン形式の文化・芸術のなかに、女性の横乗り乗馬も含まれていました

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2025-01-25

以上です

こんなノリで、可愛らしい挿絵と共にサイドサドルの良さが綴られています

「女性らしい所作」に関して様々なアドバイスが書かれており、乗馬技術と同等に男を操る?術を説いているようでした
全96ページ

続いては、

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その理由は、女性の方が手綱を繊細に管理できるからです

また、馬に近付くときはスカートの布を優美に集めて右手に鞭を持ちます
左手を彼の右肩に置き、左膝を伸ばし彼の手に体重をかけます
すると彼も徐々に手を持ち上げるでしょう

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スカートの中に隠された技巧は目を見張るものでした

不安定な横乗り乗馬(サイドサドル)でも美しい佇まいを保持する為の工夫です

このサイドサドルは19世紀において最もポピュラーなスタイルになります

これまで私が紹介してきたサイドサドル(エプロンタイプ)に比べシンプルな構造になっています

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1880年イギリス ヴィクトリア時代
宮廷騎兵隊「ハウスホールドギャバリー」が着用した【ミリタリーオフィサーフロックコート】を紹介します

見る者を圧倒する、胸の垂れた下がったブレードが最大の特徴です

19世紀初頭のユサール(肋骨服)に用いられた装飾を踏襲しデザインされたました

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今回は、以前紹介した【フランス革命後における美意識の転換】で、キーパーソンとなった田舎貴族の「狩猟服」を紹介しました

狩猟服はコミニュティに深く属する衣服なので、時代を超えてもつくりがほとんど変わりません

ラウンジスーツなどとは異なる深化を遂げた衣服と言えるでしょう

カッコいい

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この色は【ハンティング ピンク】と呼ばれます

なぜピンク色なのでしょうか?

それは、フランス革命後にイギリスがつくりあげた「控えめな紳士像」に理由があります

経年変化により色褪せた赤色を「ピンク」と呼んだのです

革命前のロココ的ド派手な紳士像とは真逆の美意識を表しています

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当時の実物で確認してみても、その変化は一目瞭然です

袖を通してみると、勝手に身体が理解します

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「腰まわり」から「胸まわり」へ

フランス革命で変化した【 男の造形美 】です

革命前の男の魅力は、腹~脚にありました
革命後の男の魅力は、肩~胸にうつります

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