鬼澤伊佐さんのプロフィール画像

鬼澤伊佐さんのイラストまとめ


(おにざわ・いさ)三味線奏者、大道芸人、音曲師。「鯖さび」主宰。雑誌編集者。江戸から明治にかけての浮世絵版画などに描かれた江戸東京の風景を訪ね #浮世絵散歩 として随時上げています。その他、音楽、文学、歌舞伎、寄席、居酒屋、政治、経済、医療、福祉など、あれこれつぶやきます。
cavacavi.blog109.fc2.com

フォロー数:371 フォロワー数:632

小林清親「今戸橋茶亭の月夜」は浅草の山谷堀の河口近くにかかる今戸橋を西側、つまり上流側から見たもの。橋の上の2人の人影は、隅田川の川面をキラキラと輝かせる月を眺めているのだろうか? 左に料亭の有明楼、右に竹屋が描かれている。現在の山谷堀は暗渠で、遊歩道になっている。#浮世絵散歩

2 10

このジャケ、北斎の「富嶽三十六景 遠江山中」と構図が似ている。片やギターのネックをすかして女の子を見れば、もう片方は材木をすかして富士を見ているのだ。

0 4

吉田博といえば「渓流」も凄い。これを初めて観たときは度肝を抜かれた。こんな迫力満点の水の表現を、木版画でやってしまうとは驚きだ。

0 12

井上安治「四日市」は、現在の日本橋ダイヤビルディングあたりを描いている。かつて日本橋川の南岸は四日市と呼ばれ、川沿いに三菱の七つ蔵が並んでいた。蔵の裏側が川。画中左側は郵便局と配達夫。その後、江戸橋が西にずれて架け直されたため、倉庫跡と橋の位置関係が替わってしまった。#浮世絵散歩

3 9

八王子の で「永遠の日本美術の名宝」を観てきた。一部を除いて写真取り放題。まずは若冲の奇抜すぎる「象図」にぶっ飛んだ。極端な構図がいかにも若冲らしい。曾我蕭白の不気味な奇想も堪能。海北友雪の屏風絵、鈴木其一の襖絵の迫力に息を飲む。鏑木清方の美人画もあって嬉しい!

1 7

作画と彫りと刷りが分業体制の浮世絵と違って、近代版画は自作・自刻・自刷。絵の具も違う。浮世絵とは違った味わいが面白いのだ。小泉癸巳夫「築地・魚がし市場」。おじさんが引いていくマグロの頭が何ともユーモラスで笑いを誘う。

0 12

上記の絵のネタ元って、このあたりかな。
清親「海運橋」
北斎「富嶽三十六景 武州玉川」
清親「浅草橋雨中之景」

0 8

ポップカルチャーの悪用といえば、天野喜孝のこのイラスト。失笑してしまうが、この凛々しいサムライが安倍首相なんだとか。でも、コロナ危機が到来すると勇敢に立ち向かうわけでもない。今、自宅でノンキにくつろいでいる姿を見せつけられて、一体あのサムライは何だったのかと言いたくなる。

8 14

小林清親「上野東照宮の夜」。清親は、一体なんでわざわざこんなドス黒い絵を描こうと思ったのか? 東京都美術館からの帰り道、上野の東照宮にて。#浮世絵散歩

0 2