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『ゼロの世界』/Vocaloid5 Ken
作詞・作曲 律さん
https://t.co/LSCNRPVh3W
律さんの初作品に
イラスト描かせて頂きました。
とても綺麗な曲です✨( *´艸`)
銀は縁側に出て、ひとり空を見上げた
*
祖父が生きている時は、とても綺麗に芝が刈られ、よくそこでボール遊びなどをしていた昔を思い出していた
そんな時カタンと木が音を成しその方へ視線を向けると、社が苦笑いで立っていた
「寝れないのか?」
銀の横に社が座ると銀はそっと手を握った。
……こんなに安心しきって寝られていたら、あっさりと欲望に負けてしまいそうだ。
抗いがたい衝動に本能の命ずるまま、よく眠っている彼の頬に触れて、ゆっくりと顔を寄せる。
きっと魔がさす瞬間っていうのが今だ。
そっと瞳を閉じて、先程から俺をたまらなく誘惑している艶やかな唇に
「やはり先ほど倒しておけば良かったよ」
春樹さんが言葉とは裏腹に嬉しそうな表情で剣を構え直す。
*
「どうしよう……」
抱いていたポメが俺によじ登って、顔のあたりをペロペロと舐める。顔中涎まみれになった頃、ポメが口を開いた。
「タケル、後ろに飛べ」
「かずみくんだから、かっちゃんね」
「かっちゃんはオレなの!」
和美が克哉と出会ったのは、幼稚園のころのこと
嫌いではないけどなんとなく苦手な相手で
*
大好きな気持ちを隠さない【かっちゃん】と
そんな幼馴染へ複雑な気持ちを抱える【かっちゃん】
複雑な二人の関係は少しずつ変化していく
「そこそこ、イイ顔出来んじゃん」
ずっと黙っていた喜多川がポツリと呟いて、透の顔から眼鏡を奪った
視界がぼやけて、喜多川の表情がよく見えなくなる。
途端に心細くなって、透は無意識に「喜多川」と縋るようにその名を呼んだ。
*
この先の行為を受け入れてしまったら
*
そんなのは嫌なのに
――やっぱりおまえを遺していくのは心配だなぁ。
また一緒に逝くか?
前世のように
*
「我の許可なく息を止めるでない!」
「……死ぬなッ! カケル!!」
最後の最後で奴はようやく俺の本当の名を呼んだ
こんな絶望的状況なのに、俺は少し笑った
――なんだ、おまえ俺の名前ちゃんと
夜の闇は、不安感を誘うほど深くて、俺は思わず現実感を失う。
俺の前を歩くアキが、何だか闇の中に溶けていきそうで消えちゃうんじゃないかって不安になって、その腕をつかんでしまう
*
「なんや?」
くすりとどこか誘惑の色合いを秘めて笑うから、俺はその腕から手が離せない。そのまま肩に手を