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朔羽ゆきさんのイラストまとめ


絵を描いています。

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「嵐っ!」

 俺を振り返り、「もう準備出来たの?」と聞くから首を振った。

「中入って……?少し話そう」

 言ったけど、嵐はゆるやかに首を振った。

「それよりさ、熱ないなら初詣行かない?今、雪やんでるし」

 優しい笑顔。静かな声。

 俺は……振られてしまうのだろうか……。

4 12

「カ…、」

 薄い唇が紡ごうとした名を、指先を当てて止める。
 触れる体温は、やはり温かかった。
 
 (前世のおまえはどうだったのだろう)

**

――人と魔は、ほんとうにわかりあえなかったのだろうか…。

(俺の名など呼ぶな)

 俺は――

「――俺は、おまえを……」

 殺した勇者だ。

4 20

子供の頃は弟と仲が良かった。

さっちゃんさっちゃんと歩いて着いてくる姿はとても可愛かった。

いつも俺の手を握り、離さなかった

*
統乃はその子に向かって声を掛けた。

「さっちゃん!」

「……え?」

つい反応してしまった。

昔統乃が俺を呼ぶ時のあだ名と同じだったから

2 9

自分のものより小さい志藤の手

そうだ、出会った時。この手を信じたんだ。



「俺が手を引く。たいちゃんが俺を頼ってくれるなら、俺がたいちゃんの前を歩く……っ!だから、だから……っ」

 顔を上げ、涙も拭わず、志藤は太一をまっすぐに見つめた。

「俺に付いて来い…!」

6 13

彼は学園で一番人気があり信頼も厚い生徒会長、長嶺翔。

……元俺の執事だった男

彼は俺がこの学園にいる事を知らない…知らなくていい、今の俺は借金まみれの貧乏人…会わせる顔がない

そう、思っていた

**
「佐助様っ!!」

「…っ!?」

あぁ…最悪だ…こんなドジを踏むなんて

2 12



①勇利 /cakeさん(
②三日月さん /夕ちゃん(
③ギンコさん /花梨ちゃん(
④安室さん /椿ちゃん(

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首に触れていた魔王の手が、ふいに俺の顎を掴んで持ち上げ、酷薄そうに見える薄い唇が間近に迫り、「カケル」と俺の名をかたどるのが大きく視界に映し出された。

 それはあまりにも突然の行為で――、完全にふいをつかれた形だった。

2 20

全部、全部、愛していた。ここでまた泣いていたら比呂人が声を掛けてくれるだろうか?

『ラッキーでしょ?僕のラッキー半分わけてあげます』

 そんな風にまた甘いココアを俺に渡してくれるだろうか?

 永遠に忘れない。
 どれだけ残酷な別れ方をしていても、この記憶だけは色褪せないんだ

4 10

愛おしくて、愛おしくて、愛おしくて。
 切なくて、可哀想で。

 ……ずっと憧れてて。

『俺は、お前だけをずっと好きだ』

 一生、声に出せなくてもいい。
 伊織が誰を思って俺を抱いていても構わない……。

 誰にも分ってもらえなくても……今、俺は幸せなのだから。

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広げたのは目の前の人の裸婦デッサンだ。さすがに、びっくりしたらしく、エリカさんも顔を真っ赤に染める。

「綺麗なものを見たらその瞬間を切り取って、描きたくなるのが絵描きの本能やろ?」

 そういうと、新しいページを出して、あたりを取り始めている。
「ちょ……伊織、やめやっ」

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