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14.ラ・ブリーズ・ドランジェ。
整備の行き届いた港を有する、王都への玄関口。その意は「橙の樹を吹き抜ける風」。寒さに負けずに実をつける橙を町のシンボルとしている。革命前の旧名はボーシャン。
王都で消費される香水や石鹸といった雑貨品が特産。街はずれの花畑は観光名物となっている。
10.国は司教区に分けられ、主要都市ごとに司教座聖堂(カテドラル)が置かれており、枢機卿は各地方の教会を管理する。
ラ・ブリーズ・ドランジェ司教区にはカーター・タウン、スタインウッドが含まれる。ほかソンブルイユ大司教区、クーデン司教区、ブリランテ司教区がある。
9.もう一人の枢機卿の子、マリー=ルイーズの場合。
女性牧師がいないわけではないが、リシャール=アンリ枢機卿は娘にその道は期待せず、政略結婚の手駒としてしか見ていない。神学の専門的教育は受けさせず、花嫁修業ばかりさせてきた。
結果、箱入り娘は既に23歳。良家の子女としては行き遅れ気味。
8.御神楽家の者は一族の中で学ぶため、学校や修道院へは入らない。聖輝はどこの修道院にも所属していないはぐれ狼。勝手に「牧師見習い」を名乗っていますが、何の身分もない。
しかし、神学その他の教養を認められ、何より枢機卿息子ということもあって、毎年拝聖対象者名簿に挙がっている。
7.牧師の専門性は様々。
グレゴリーやモーリス・ベルモン助祭は医学に通じているものの、教会の庶務全般を引き受けるバランス型。
フェルナンは神聖術専攻の戦闘特化型。
マッケンジー・オーウェン司祭は歴史専攻だがうだつが上がらず。
リシャール=アンリ・ドゥ・ディムーザンも歴史専攻だったり。
6.聖輝の十八番といえばワインとパンを使った神聖術。
この奇跡は彼の専売特許というわけではなく、現在は修道院の選択科目となっている。
ラ・ブリーズ・ドランジェ教会に学んだフェルナン・マニュエル助祭はワインを巧みに操るが、生粋の田舎者であるグレゴリー・エヴァンズ司祭はそもそも使えない。
5.落ちこぼれたアミュウは休学し、失意の日々を送ります。この頃出会った第二の師と空間制御に関する研究に打ち込むうち、秘儀とされるこの術を修得することとなる。
爾後、聖輝からその危険性を指摘されるまで、便利な四次元ポケ●トとしてこの魔術を使い続けてきた。
4.自分の可能性を過大評価し、新しい世界に憧れた11歳のアミュウが王都の魔術学校への入学を望んだとき、だからメイ・キテラは反対しました。
学校は王室専属魔術師を養成する場所。即戦力となる精霊魔術に偏向しているのを知っていたのです。アミュウが冷遇されるのが分かっていました。
3.ところがアミュウは精霊との相性が悪く、魔力を餌として精霊を引き寄せることができないため、精霊魔術が一切使えません。
アミュウが使うのはもっぱら昔ながらの魔法。儀式魔術や言霊、まじないが身上。
これらは師メイ・キテラから教わったもの。師はアミュウの特性を早くから見抜いていました。
2.この世界には四大元素の精霊が満ちています。魔術師だけが彼らの存在を感知することができ、その力を借りることで精霊魔術を行使することができます。
己の魔力と相性の良い一元素しか扱えないのが常ですが、ロサ・ガリカは火と水という相反する元素を自在に操り、高出力でぶっ放せる怪物です。