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Netflixの『地獄が呼んでいる』。現代の脅威をネットリンチであると捉えて、その恐怖を怪物、教団、暴徒組織の3つに振り分けて描くという発想が斬新。すごく面白い。
こういうのを見ると、来年の『シン・仮面ライダー』の「ショッカー」は何の暗喩になるのか、という部分への期待と不安が高まる。
『異世界もう帰りたい』第3巻で完結。平凡なサラリーマンが異世界に転生しても、特別なスキルを持たないために冴えないまま。しかし意識を変えてからロードムービー的展開を見せる。。本当に変えるべきは環境ではなく自分なのだ、という現実に気づかされる、不思議な味わいのある逃避行ファンタジー。
週刊SPA!に連載しているサラリーマン漫画紹介コラム、今週号では『こっち向いてよ向井くん』(ねむようこ)を紹介しました。10年恋愛できずにいる35歳のサラリーマン向井を通して、この10年で大きく変わった男女観が浮かび上がる構図が面白いです。ちなみに向井君の名前の元ネタはパンサー向井。
中華系の新興メーカー「俺トイズ」が今月限定発売したソフビトイ「昭和探偵団」。日本の昭和40年代の擬似記憶を、ライダーヘルメットもサイクロン三輪車もリアルタイムでは体験しなかったであろう香港のアーティストが表現するという、「記憶のパチモノ」とでもいうべき構図が面白い。
サレンダー橋本『全員くたばれ!大学生』最終巻。ダンスサークルの陽キャたちに対してマジックミラーを隔てて毒づく陰キャとしての大学生活。そんな心のマジックミラーの内に光を入れて表と裏の境界をなくし、社会に出ていくことが出来るか否かを問う、「令和の『ふぞろいの林檎たち』」。名作。
たべ・こーじ『ピンサロスナイパー』第3巻。昼はOL、夜はピンサロ嬢、そして第三の顔は悪を撃つスナイパー。1970年代の匂いが立ち込める、エロ&バイオレンス&哀愁の洪水を圧倒的な画力で描き切った。石ノ森章太郎のヒーロー漫画の最終回のような終わり方がたまらなく切ない。Netflixで映像化希望
外本ケンセイ『さよならブラック企業』第1巻。ブラック企業を辞めた若い主人公女性が、退職代行を行う法律事務所に事務員として転職し、さまざまな働き方を学んで成長する、社会派サラリーマン漫画の良作。各話のタイトルがちょっと『ふぞろいの林檎たち』っぽいのもいい。
萩原あさ美『娘の友達』第6巻。令和版『高校教師』もいよいよ佳境。シングルファーザー市川とその娘の友人である高校生・古都の共依存関係がいよいよ恋愛感情に発展。次巻で最終回かも。それにしても、こんな優柔不断で押しの弱い男がよく早期に課長に出世できたな。。
はんざぎ朝未『無能の鷹』第2巻読了。無能なのに出来るオーラを発している社内ニート、鷹野ツメ子を巡るオフィス・コメディ。鷹野の全く動じない態度を前に、取引相手が勝手に深読みして勘違いが連鎖して上手くいくあたりは、まるでアンジャッシュのコント。無能を許容する職場は素敵だと思う。
萩原あさ美『娘の友達』第5巻。令和版「高校教師」も佳境に入り、謎めいていた女子高生・古都が初めて自分の内面を語り始め、これまで漂わせていた怖さが消えて弱さが表面化する。<水槽の中の魚>を美しいと見るか惨めと見るか。読みながら遠藤ミチロウの『カノン』が脳内に流れた。