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真実一郎さんのイラストまとめ


パチ怪獣コレクター/ソフビ研究/ サラリーマン漫画研究/著書『サラリーマン漫画の戦後史』/「サラリーマン漫画展」(2018)監修/アイコンはサレンダー橋本さんに描いてもらった似顔絵です

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中華系の新興メーカー「俺トイズ」が今月限定発売したソフビトイ「昭和探偵団」。日本の昭和40年代の擬似記憶を、ライダーヘルメットもサイクロン三輪車もリアルタイムでは体験しなかったであろう香港のアーティストが表現するという、「記憶のパチモノ」とでもいうべき構図が面白い。

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サレンダー橋本『全員くたばれ!大学生』最終巻。ダンスサークルの陽キャたちに対してマジックミラーを隔てて毒づく陰キャとしての大学生活。そんな心のマジックミラーの内に光を入れて表と裏の境界をなくし、社会に出ていくことが出来るか否かを問う、「令和の『ふぞろいの林檎たち』」。名作。

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外本ケンセイ『さよならブラック企業』第1巻。ブラック企業を辞めた若い主人公女性が、退職代行を行う法律事務所に事務員として転職し、さまざまな働き方を学んで成長する、社会派サラリーマン漫画の良作。各話のタイトルがちょっと『ふぞろいの林檎たち』っぽいのもいい。

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萩原あさ美『娘の友達』第6巻。令和版『高校教師』もいよいよ佳境。シングルファーザー市川とその娘の友人である高校生・古都の共依存関係がいよいよ恋愛感情に発展。次巻で最終回かも。それにしても、こんな優柔不断で押しの弱い男がよく早期に課長に出世できたな。。

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はんざぎ朝未『無能の鷹』第2巻読了。無能なのに出来るオーラを発している社内ニート、鷹野ツメ子を巡るオフィス・コメディ。鷹野の全く動じない態度を前に、取引相手が勝手に深読みして勘違いが連鎖して上手くいくあたりは、まるでアンジャッシュのコント。無能を許容する職場は素敵だと思う。

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萩原あさ美『娘の友達』第5巻。令和版「高校教師」も佳境に入り、謎めいていた女子高生・古都が初めて自分の内面を語り始め、これまで漂わせていた怖さが消えて弱さが表面化する。<水槽の中の魚>を美しいと見るか惨めと見るか。読みながら遠藤ミチロウの『カノン』が脳内に流れた。

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高野雀『しょうもないのうりょく』。誰もが一つは何かの些細な特殊能力を持つという世界線を描く、ゆるふわ日常系お仕事マンガ。仕事に役立つ異能も全く役立たない異能もあるけれど、そうした生来の力で人の価値や人生の優劣は決まらないのでは、と問われるような読後感。実はすごく今っぽい。

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【お勧めサラリーマン漫画】『娘の友達』(萩原あさ美)第4巻。怖い。主人公の中年サラリーマン、それほど悪いことはしていないのに間が悪く周囲から責められ、どんどん居場所が無くなっていく。美少女との共依存はまるで令和の『高校教師』。同じようなバッドエンドになる予感……。

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『男性恐怖症だった私がAV女優になるまでの話』(野々原なずな)。魂を削って描かれた秘密の日記を読むような緊張感。キリキリと胃が痛くなる面白さ。著者は家に帰りたくなくて図書館と本屋で時間をつぶしたと描いているけれど、いまコロナで逃げ場のない小学生中学生も結構いると思うとしんどい。

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週刊SPA!のサラリーマンマンガ紹介コラム、今週は『新しい上司はど天然』(いちかわ暖)について書きました。
2019WEBマンガ総選挙1位に輝くなど、連載一年にして各方面で絶賛されている本作、「令和の理想の上司像」を描いているのでは?という話です。

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