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特撮、アニメ、漫画、ラノベ、ゲームを浅く広く愛するメカオタ。格好いいロボットは正義だ。

今は忙しいから、創作は思い出した様にマイペースで。天安門事件

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望「まず、瞳がルビーみたいに綺麗な紅だったから。それと、シルフィーの二型で、Mode-B…アルファベットの二文字目。だから、シルフィーの”ル”とBを取って”ルビー”」

「嫌なら、もっと時間を掛けて考えるけど」

ルビー「…まぁ、この短い時間でそこまで考えたのは評価しましょう。では、ルビーで」

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少女の罵倒に耐えながら、武装を一通り見終わる。そして、顔に視線を向ける。綺麗な紅い瞳を見る。

望「…”ルビー”…かな」

勇奈「それが、彼女の名前?まぁ、覚えやすいから良いけど」

???「…結局、短絡的な名前じゃないですか。一応理由は聞いて差し上げますが」

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望「…その装備を使えば、さっきも楽勝だったんじゃ…?」

???「マスターが居ない状態だと、安全装置が機能して再物質化〈ダウンロード〉が出来ないのです」

「それとも、BNDDオンライン内のNPC全てに反乱を起こされるのが望みでしたか、”ご主人”?」

望「怖い事言うな…って、”ご主人”?」

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???「…貴方が仮のマスターですか……少し不満ですが、仕方ありませんね」

望「僕は狩谷 望。短い間かも知れないけど、よろしく」

「…承認。狩谷 望をマスターとして仮契約。契約完了」

「多機能装甲〈アプリケーション・アーマー〉、再物質化〈ダウンロード〉。〈モード・グリンブルスティ〉」

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???「………」

…同じ?私と貴方が?NPCと人間が?そんな事を言う人間は、今まで一人も居ませんでした。

果たして、その言葉は出任せなのか。或いは本心なのか。私には分かりません。ですが…。

勇奈「…あんた、結局そいつを連れて帰って来たの?」

???「え…」

望「一緒に歩いて来ただけだよ」

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???「どう…して…」

光の糸が消えていく。その前には、苛立ちの声を上げるベクターに……。

望「女の子!?僕達と同じ様な…!?」

勇奈「…いや、あれはNPCだ。イレギュライザーに壊されて、”継ぎ接ぎ”になったNPC。あんな形の奴は、初めて見るけど」

???「私は、ただ……」

望「助けないと…!」

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…なんと言うか。やはり、優奈さんと同じ見た目と声でからかわれるのは、大変僕の心臓に悪い。

表面上は平静を保って、勇奈をあしらう。

望「とにかく、しばらくはシャード回収の光を探して動いていこう。もしかすると、表に帰れる様な”糸”もあるかも知れないし」

勇奈「異議無し。じゃ、行こうか」

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ーディープ・サーバー 仮説拠点ー

望「これで、拠点と物資は十分か」

新しく作った服に袖を通し、当面の拠点になるテントと、貯蓄した物資を眺める。勇奈も僕の隣で頷いている。

勇奈「中々男前になったね?優奈に見せてやりなよ、あっさり堕ちると思うから」

望「…そういうのはいいって……」

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優奈「…先生…皆…」

ーーー思い出す。私が一人じゃない事を。いつも、私を立ち上がらせてくれた…もう一人の私の事を。

「私は…私は、やっぱり諦めたくないんです。望君の事、勇奈の事、日常を取り戻す事を」

「だから、絶対に取り戻します。私が望み続ける限り。皆、私に力を貸して下さい…!」

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優奈「…!」

有理沙「可能性は高い。そして…救出作戦を行う上で、これ以上の最善と言える状況は無い」

「望君の残した剣があり、優奈君と深く繋がれる勇奈君がいる。最大最後のチャンスと言って間違いないね」

アミクス〈どうするの、優奈?〉

優奈「勇奈……望君…」

ぐらぐらと、心が揺れる。

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