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ストレンジラブさんのイラストまとめ


終わらないプレリュード奏でて生きてゆくみたいだねって
僕ら笑う 死んでるように

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「望郷太郎」3巻
前巻の戦争や支配などの文明の再解釈も興味深かったけど、今回は貨幣経済の始まりを文明がなくなった世界で追随して描いてる。人類史を追うだけじゃなく、新しく開拓していくのかなっていうのがラストに示唆されてた気がする。人間の欲や業の深さの表現は作者の筆致と合う。

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「羅小黒戦記」
アニミズムや自然と人間の共存など前半は惹かれるものもあったけど、終盤は順応しない民俗を排除する体制側の視点に寄ってて合わなかった。水や光のエフェクト、能力者同士の密度の濃い空間を転移していくアクションは素晴らしかった。師弟のロードムービーとしても良い。

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「あさひなぐ」34巻
仲間やライバルとの関係、それぞれの感情が決算されていく物語の語り口が素晴らしいし、胸が熱くなる。有終の美。スポーツ漫画のマスターピースだと思う。

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「青野くんに触りたいから死にたい」7巻
夢や深層心理の描写は怪奇的な部分もあるけど、他者を想う気持ちや愛の苦しさなどと密接していて、論理的に丁寧に描いてる。毒親からの自立の話としても胸を打たれる。「君を傷つけようとしている人の気持ちに寄り添ってあげなくていいんだよ」の言葉が象徴的。

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「血の轍」9巻
トーンとか使わずに手描きの描線を連ねて陰影を作っていて、より禍禍しい。近景と遠景のコマのメリハリ。不安感を表すようなロングショットの冷酷さ。自我が破壊されていく過程の精神世界の描き方が惨い。

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「劇場版 ヴァイオレットエヴァーガーデン」
ヴァイオレットが感情、人生を取り戻せて良かった。名前のルーツであるスミレの花の映し方が泣ける。心情とリンクさせたフレーム設計が至極。光の表現も素晴らしかった。終盤は表面張力で抑えてたエモーショナルが一気に決壊した感じだった。

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「Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song」
セイバーとライダーのアクションが圧巻。エフェクトの効いた物理的限度を超える空間の伸縮するアクションはアニメの臨界点かってくらい凄かった。対面する人物のフルショットもどれもキマってる。それぞれの因縁が集約していく構成も良かった。

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「イムリ」26巻
支配者と奴隷、差別者と被支配者の融和。和平交渉を丹念に誠実に描き切った。民族紛争という現実も含有しながら説話的、物語的な帰結も素晴らしかった。完結まで見れて良かった。感無量。「我々は自由といい偉大な責任を得たのです」

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「みかづきマーチ」1巻
マーチングバンドと出会うときのコマの圧縮と開放に滅茶苦茶興奮する。大ゴマや見開きの迫力。人物の下を向く癖がフリになって、変化や転機として回収されたり端正な作り。青春の鼓動が波打つ感じが堪らない。

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「違国日記」6巻
前巻では自分の中の孤独と邂逅していたけど、今回はその孤独に水をあげて育てていく。恋や夢などまた漠然とした曖昧なものと向き合って、輪郭をくっきりさせていく。海や波の情景描写の美しさ。クソデカ感情。

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