Susie@Honolulu, Hawaiiさんのイラストまとめ

英字紙『Hawaiian Gazette』は６月24日、移民契約の内容や出航の際のトラブルなどを詳しく伝え、「日本人は人が良さそうで元気旺盛。あまり外国へ行ったことがないらしく、物珍しそうに市内を歩き回っている。一般に好印象を与え、ハワイ人からも白人からも好意をもって迎えられている」と報じている。

Gannenmono⑤
出航21日目、移民の一人和吉が死亡。帆布に包まれて水葬されたが、一行に衝撃を与えた。出航34日目の６月19日、夜が明けて甲板に出るとホノルル港が見え、一同は快哉を叫んだ。翌1868年６月20日、元年者一行がハワイでの第１歩を記すと、ハワイの人々は歓迎し、新聞も大きく取り上げた。

1806年の大陸封鎖で砂糖の輸入が途絶えていたフランスのナポレオンも、ビート糖の生産を命じた。近年では、旧ソ連圏、西ヨーロッパ諸国、米国などがビートを栽培。1880年代には、ビート糖の生産がサトウキビ糖の生産を追い抜いた。第一次世界大戦で砂糖の輸入が途絶えた日本も、北海道でビートを栽培。

スティーヴンスン『声のする島』(1893年)
モロカイ島のケオラの妻の父カラマケは古の超人が持っていた技術を具えていた。ある日、彼と共にある島へ移動したケオラは、貝殻を銀貨に変えるのを目撃。ケオラが「手風琴を買う銀貨がほしい」と言うと、カラマケは怒ってケオラを海の中に置き去りにする……

敷物を敷き、錫の大皿の中の砂の上に乾した草と木の葉を山のように積み、二人とも首飾りをつけて敷物の向い合いの隅に立った。カラマケは草に火をつけ呟きながら椰子の枝を振った。草が燃え上がると、目が見えなくなり、何かが敷物を速く引っ張ると、強烈な日射しの大浪の咆哮する海浜に運ばれていた。

入浴しようと思って着物を脱ぐと、斑が体に出来ている。癩病に罹った事がわかった。美しい宏荘な邸宅を後にし、モロカイ島へ行く事は誰だって辛いであろう。ケアウェはつい昨日愛人に逢い、今朝自分の物にしたばかりなのに、今一瞬にしてあらゆる希望が一片の硝子のように砕け去ってしまったのである。

この瓶を買うと、中に住んでいる小鬼は、その人の言う通りにするのです。恋愛でも、名声でも、金銭でも、その人の欲しいと思う物は、その人の物になるのです。クック船長もこの瓶を持っていたために沢山の島々に行き着いた訳です。ところが、この瓶を売ってしまったためにハワイで斬り殺されたのです。

高峰秀子とハワイ①
昭和20年８月30日。ジェネラル・マッカーサーが厚木に到着。
翌年２月。私は、日比谷の東宝劇場を米軍用に改造したアーニー・パイル劇場で、超満員の米兵を前にアメリカの流行歌を歌っていた。アメリカ風に楽器を編成した40人の楽団員が、白の上着に蝶ネクタイで音楽を奏でていた。

ハワイ島では雨季の始まりにマカヒキ祭りが行われ、豊穣神ロノが、カヒキから訪れると信じられた。ロノ神像が島を時計回りに行進して王のもとに帰ると、ロノは殺され、漁網による卜占後、白木のカヌーでカヒキへ返された。Cookは島を時計回りにケアラケクア湾に到着したため、ロノ神として迎えられた。

彼らは開放的で、率直で活発な人たちであり、見たこともないほど泳ぎがうまい。生まれた時から泳ぎを習う。女性たちが幼児を抱いてカヌーで船を見に来ることは普通だった。波が高くて船からカヌーに乗り移れない時には、子供を腕に抱いたまま海に飛び込み、恐ろしい波をくぐって、岸まで泳ぐのだった。