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エル「ないよそんなの」
腑貌「そこの…クローゼットはどうだ!」
エル「狭いから嫌」
腑貌「言ってる場合か!」
コータ「こーなったら戦うしか…!」
腑貌「駄目だ!!」
シダ《…ワリに脳筋スよな四ノ宮っち》
腑貌「来い! とにかくふたりとも入れ!」
エル「えー」
コータ「ふぉ、狭…!?」
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腑貌「ああ。そうか、ボーダー(死体)だと体温は気温に寄るのか」
コータ「まあ、一応服は着てますし、それよかマシだとは思いますけ…ひゃぁ!?」
エル「どこかあったかいとこ…」
コータ「ズボって抜かれた…」
腑貌「静かにしろ」
エル「どこか…こっちか」
コータ「あ…」
腑貌「…ッ!?」
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ケイ「と、いうかだな四ノ宮。」
コータ「ケイくん」
ケイ「呼ばれて来てみればなんだこれは。詐欺師やら刑事やらとやかましい…」
コータ「ど、どうせなら賑やかにと…」
坂本「おう。元気しとったか」
このめ(誰かさんとふたりきりだとでもおもったかね。少年よ)
ケイ「…う、うるさいな!」
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坂本「シノミー、クリスマスは予定あるんか?」
コータ「え?」
このめ(旅に出るよ)
コータ「た、旅!?」
坂本「せや。まず上野やな。入谷の教会に浅草橋。最後はちょっと豪華に新宿まで出て、租界の炊き出しでディナーや!」
このめ(フードバンク&炊き出しめぐり)
コータ「…旅じゃない!」
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コータ「そっか。所長も…おねえさんだったんですね」
エル「も?」
コータ「私は…弟が。ボーダー(死者)になっちゃってからずっと…会えてないですけど」
エル「…」
コータ「うぅ…所長」
エル「…何」
コータ「抱きついて…いいです?」
眞綾「ご存分に」
コータ「うわぃ!」
エル「な!?」
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コータ「所長、兄妹いたんです!?」
エル「まあ…」
コータ「何歳!?」
エル「しらん」
コータ「しらん!?」
眞綾「…毎年お誕生日には、名前をつけテディベアをお贈りになっておいでです。今年はノーヴェ」
コータ「ノーヴェ?」
眞綾「〝9〟の意ですね」
コータ「しってるじゃないですか!」
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大富豪「…フゥム(ジロリ)」
ケイ「…」
大富豪「だが、そうだな。どうしてもと言うのならばその(下)、それなりの値で買いあげぬでもない」
坂本「うっわ」
このめ(少年がへんたいのえじきに)
コータ「駄目、ケイくん…!」
ケイ「クッ…」
大富豪「さあ言うがいい。〝どうしても〟と…!」