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#そんなうちのカルデア
「ちょっと子ジカ! アタシの愛の巣が物理的に草生えて草も生えないんだけど!? あと、トリ子がシンデレラのアタシに向ける視線が! 怖い!」
『両方ともちょっとだけ我慢して。あと何組か撮影を済ませたら、部屋の片付けに行くから。リリも応援に行かせるよ』
#そんなうちのカルデア
「綺麗だねぇ……立嘉ちゃんにも見せてあげたかった」
「なら、立嘉の分も作らないとね。それにしても……オベロンのやつはここになにをしにきたんだろう。アーキタイプ・アースは『いつものお祭りみたいなもの』と言っていたけれど……」
#そんなうちのカルデア
「オベ、さん?」
「おや、リッカちゃん。変なところで会うね」
「まあね。オベさんも水浴び?」
「そんなとこ」
(ふーん……今のところは額面通りに受け取っていいのかな。厄介な人が乗り込んできたとは思うけど)
#そんなうちのカルデア
「朝ごはん前のエスプレッソ、かな。アーチャーフォームはともかく、ギルガメッシュさんとも付き合い長いし」
「可愛げのない雑種よ。振りでも良いから『みゅーん、リッカ怖かったですぅ〜』くらい言えぬのか」
「言ったら言ったで機嫌悪くするでしょ?」
#そんなうちのカルデア
「あんのバカ! 逆さ鱗と知って踏み抜いたわね!?」
「このことは監査室案件……ううん、司令官秘にしよう。マシュ、申請書お願い、説明にはわたしも行くから。──どうしてそんなことを言うの、エルキドゥさん」
#そんなうちのカルデア
「だとしても。……ここのギルガメッシュさんを、あんまり困らせちゃダメだよ」
『先輩?』
「お別れは一度でいい。そのお別れを済ませた人の肩を掴んで振り向かせるのは、きっと、しちゃいけないことなんだ」
#そんなうちのカルデア
(そっか……キングゥさんは、ティアマトさんから自立した存在だった。あの人も、ありようはともかく人類だった。わたしたち汎人類史と、歴史の王道の座を争ったライバルだったんだ)
#そんなうちのカルデア
「なんだか、アースちゃんやアルクちゃんみたいなこと言うんだね」
「君という頭脳も同じことをしているさ。皮膚の上の微細な生命体にまで、いちいち注意を払えるかい?」
「……そっか。アルクちゃんやエルキドゥさんの視点だと、人はそういうふうに小さく見えるんだね」
#そんなうちのカルデア
(エルキドゥさんの一言は、わたしを戸惑わせるのに十分だった。英雄。わたしはそういうものになることを望まれているのか。一人の力が全てを決するような大きな個。──わたしでなければ、あるいはマシュが。人理を救う者として、英霊の高みに昇るのか。思わず、寒気がした)
#そんなうちのカルデア
「4月まで持ち越すホワイトデーってのも大概だったけど、片付いてみれば楽しかったわね?」
「そうだね。高杉さんもすっきりしたみたいだし。ところで、あの話聞いた?」
「ティアマトでしょ? ビースト経験者がアルターやるのはお約束だけど、何しに来るのかしら、あいつ」