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#マシロ先生の事件簿
「早瀬さんもドローン先生も、遅かったね?」
「すみません。この辺りはマップデータが古くって」
『空白地帯だからなあ』
(それにしても先生)
(ああ。どうも只事じゃなさそうだな。スケバンの動きも統制が取れていた)
#マシロ先生の事件簿
「ぼったくり屋台の次は八百長試合ですか……」
『錠前のおかげで無事に粉砕できたがな。順調に夏の思い出ができてて何よりだ』
「それはそうですけど、さっきの変に統制の取れたスケバン、なんだったんでしょう」
『大丈夫だと思うよ? 錠前だって秤たちだっているんだ』
#マシロ先生の事件簿
「サオリさんを顎で使うパワハラDJは成敗しましたけど、スケバンがここに来てるのは気になりますね」
『まーな。お祭りの間は大人しくしてもらいたいもんだ』
「そもそもスケバンは個の集まりのはず……黒幕がいるのでしょうか?」
#マシロ先生の事件簿
「で、どうするんですか先生。アツコちゃんは確かに可愛いし、サオリさんも美人ですけど」
『顔のチェックはしっかりしてんのな、早瀬。……仕方ないだろ、どっちもこなすに決まってる。お祭りが終わるまでな』
「風邪引いててもそういうところは変わらないんですね、先生」
#マシロ先生の事件簿
(アウトロービーチ。3つの自治区にまたがって存在する空白地帯は、それゆえに私やヘルメット団のような追われる身にとっての楽園になった。──アツコたちはどうしているだろうか。いざとなれば先生を頼ってシャーレに降れ、と言ってはあるのだが)
#マシロ先生の事件簿
(かくて、流星雨の日は来た。本部の屋上に陣取った私たちに、輝く星の雨が降る。天見の笑顔をそばで見ながら、私はうとうとと船を漕ぐ。その間に天見が何か言ったような気がしたんだが、なんだったのだろう。そして、天見となぜかいた早瀬は、どうして微妙な顔をしたのだろう)
#マシロ先生の事件簿
「事故。ああ、事故ね。まったくもって美しい言葉だ代表殿。悲しい事故はいつでも起こるものさ。こんなふうにな──早瀬!」
『連邦捜査部シャーレ副官、早瀬ユウカと申します。貴船に積載された無届け貨物について、少々お時間、いただけますか?』
#マシロ先生の事件簿
(奇妙な異臭、不審な住民。私たちは夜の村を調べていた。だがこの異臭、どうも『スズちゃん』で嗅いだ匂いに似ている。……どうも嫌な予感がしてきた)
#マシロ先生の事件簿
(この村では、皆が何かを恐れている。『深きもの』と呼ばれる何かを。まるでコズミック・ホラーだ。まさか本当に、名状しがたい何かが潜んでいるとでもいうのか?)
#マシロ先生の事件簿
(私たちは観光客を装って漁村を訪れた。静かな、と言うよりは寂れた漁村。エビ漁で潤う、という割には、まるで火が消えたようだ)