//=time() ?>
#マシロ先生の事件簿
(結局。七神たちの来訪で、ここら一帯は公用地として接収されることになってしまった。くたびれ儲けになってしまった格好だが、河和の顔は明るい。きっと、この夏で得難い思い出を得たからなのだろう。その助けになれているのなら、苦労した甲斐もあったというものだ)
#マシロ先生の事件簿
(小鳥遊たちと合流する暇もあればこそ。当の小鳥遊たちまでもが、河和を黒幕と勘違いして殴り込んできた。ヤツらには楽しい始末書を贈呈するとして、河和の平穏のために、一肌脱ぐ必要がありそうだ)
#マシロ先生の事件簿
(案の定というべきか。落ち込んだ花岡は物置の中にいた。口下手な彼女はここで休憩するようになっていたそうだが、今日に限ってはどうやら同席者がいたらしい)
#マシロ先生の事件簿
(私が折れた骨を戻すように、白石は擦り切れたベアリングを取り替える。人とマシン、治す者と直す者。対象の違いこそあれ、学ぶところは大いにあった。それを思えば、機械油の汚れも苦にはならないというものだ。早瀬には、「まるで小学生ですね」と言われてしまったのだが)
#マシロ先生の事件簿
(材料も揃い、修復作業も順調。あとは経典を届けるだけ──かに見えた。若葉の元に届いた急報が、式典開始の繰上げを告げる。多事多端な一日、そのラストスパートを告げる鐘が鳴り響いた)
#マシロ先生の事件簿
(守月に突っかかっていたスケバン連中から、水苔膠の情報を得ることができた。問題の連中は心を入れ替えて奉仕活動に就くことになり、私たちは連中のねぐらから水苔膠を入手できることになる。これも若葉の人徳だろうか?)
#マシロ先生の事件簿
(状況はどこまでもおもしろおかしく転がっていく。粉砕した聖典の代わりに入れておいたカーマスートラのように。このままでは歌住が公衆の面前でセンシティブ文献を朗読することになる。起死回生の鍵を握る女は一人。人呼んで、古書館の魔術師)
#そんなうちのカルデア
(その後のことは、だいたい去年通りで。だから、わたしは確信している。全てを成し終えたドラコーちゃんの元に、神さまは一番逢いたい人を遣わしてくれた、って)
#そんなうちのカルデア
「と、いうわけで! 全リミッター自主的に解除! 余である!」
「待ってたよ、ドラコーちゃん。──おかえり、私たちの焔の薔薇!」
#そんなうちのカルデア
「ルクスリア……それに七大罪の魔獣赫!」
「逃してなるものか。再誕の好機、再演の僥倖、断じて逃してなるものか。ここで貴様を阻み、我らの再誕を今度こそ成し遂げる!」