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途中、聞き覚えのある独特の響きを持った男の声が聞こえてきた
「ついにここまで来ましたか。あの悪霊をも退けるとは、大したものです。しかし、その愚かな王を渡す訳には参りません」
その声の主こそ、闇の司祭レーン本人に他ならない
#カドルステイト物語 4巻 第二章 ソニアンディーの迷宮 3節より
そこに、白銀の騎馬が現れた
「愚かだね。もう君達には、逃げ道なんて残されていないよ」
白馬に乗った銀髪の男は、まるで独り言のようにそう呟くと、腰に挿していた細身の曲剣をゆっくり引き抜く。それは月光に照らされて青白い輝きを放った
#カルディアナ戦記 1巻 第一章 断罪の執行者 2節より
「娘! そんなところで何をしている」
「お前、まさか皇民か?」
彼女のもとに兵士達が集まってくると、少女に向かって矢継ぎ早に質問を浴びせ掛け始めた
「……うぅ……う」
しかし少女は、フラフラと何処とも知れない方向に向かって歩き始める
#カルディアナ戦記 1巻 第一章 断罪の執行者 1節より
「人間よ、姿形に惑わされてはならぬ。この姿はあくまで我の仮の姿に過ぎない」
「で、では、あなた様は……もしや?」
「我は女神リース! シスター・シーリーンは、その代弁者である!」
なんと、シーリーンは自らが、女神リースそのものであると宣言した
#カルディアナ戦記 1巻 プロローグより
「よう、死にたがりのデイン。これからが本番ってとこだな。いっちょよろしく頼むぜ」
彼をからかうように現れたこの男は、ライドという名の戦士で、実はデイン達のパーティに入ったばかりの新メンバーである
#カドルステイト物語 4巻 第一章 レータの作戦 2節より
レーンがおぞましい言葉を発して長い詠唱を紡ぎ出す
「死よ、ここに舞い降りよ。それは永遠の眠りにして、真の解放にあり。生命の束縛を解き放ち、神の元にその御霊を送り届ける、慈悲に満ちた安らかなる死」
「いけません! あの祈りは死の言葉です!」
クレンスの悲痛な叫びが、ホール全体に響き渡る
「カータ君の旅の目的が分かるかい?」
レーナは一度考えを巡らせてみたが、皆目見当がつかず、静かに首を横に振った。そんな彼女に、ティルファンはそっと囁くように言う
「レーナ、カータ君の旅の目的は、母親探しなんだ」
#カドルステイト物語 3巻 第二章 追跡戦 4節より
そのとき突然、少し強めの風が六人の冒険者一行の後ろから吹き抜けた
「ん?」
デインは背後に何か違和感を覚えて後ろを振り向く
「その子、誰ですか?」
「オレも、知らないんだが……」
そこには、カータと同じくらいの背丈の女の子が立っていた
#カドルステイト物語 3巻 第一章 ファナー祭 2節より
『カルディアナ戦記』のファンアートを頂きました!
2巻のサブタイトル『天翔る大河を越えて』に因んで、七夕に合わせて描いて下さったそうです
とても穏やかそうなカータとルーナリアですね!
アズトさん、ありがとうございます!
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《オレは盗賊団に居たんだ。そしてリドネス解放戦に参加したオレは、和平交渉の神官を暗殺してるんだぞ!》
そのぶつけられたデインの思いに、リフレアは心を強く持って叫ぶ
《デイン様! わたしは、そんなあなたのすべてを、いま、ゆるします!》
#カドルステイト物語 2巻 第二章 冒険者たち 3節より