守下 尚暉（Naoki Morishita）＠スペインで書籍化さんのイラストまとめ

ヤマギシズム物語『根無し草』
テレビが無い
マンガも無い
ゲームもダメ
創作も、恋愛も、一切禁止
好きなもの全て禁じられた少年は、理想のいい子を演じながら、歪んだ成長を遂げていく
カルトとマインドコントロールの危険性を、未熟な少年の視点から描いたノンフィクション
https://t.co/S2q7ithbxM

ようやく第二波の揺れが収まり始める
最早レイラには揺れが止まっているのか、それとも未だ小刻みに揺れているのか、その区別も付かなくなっていた
「子供達の救出を急げ」
レイラは短くそう言うと、近くに出来た地割れに向かって走り出す

#カルディアナ戦記 3巻 第八章 ころがる肉塊 うごめく獣 4節

少年はずっと想像していたのだ。陽の光に溢れる丘で、思いのまま駆け回る自分の姿と、その時に感じる気持ちのいい風を。カータは自由に世界を駆け巡り、旅をするのが好きだった。それなのに今の自分は、一人で歩くことさえ出来ないのだ

#テロメニア魔導記 1巻 第二章 陽が昇らない峡谷 3節

負けるかもしれない
そう思うからこそ、物語は面白い
常に勝てるなら何の苦労もしない
リスクが高いから戦いを回避する
まだ力が足りずに勝てない事もある
次の勝利を信じて逃げ出す時もある
逃走は、リスク以上のリターンを得る為の第一歩

#テロメニア魔導記

背丈は自分と同じか、それよりも僅かに小さいだろうか。張りのある力強い声とは対照的に、その体つきはほっそりとして華奢だった。茜色の髪はひどい癖っ毛で、ところどころ不規則に跳ねていたが、それが却って彼女を愛らしく見せた

#テロメニア魔導記 1巻 第二章 陽が昇らない峡谷 1節

皇軍を勝利へと導いたカルディアナ。だが今宵の出撃は彼にとっても、実は初陣だったのだ。レイラは大声でその司令官を称えた
「聞け、祖国を守るその司令官の名を！ 彼の名はカルディアナ！ カルディアナ在る限り、皇軍の勝利は永遠だ！」

#カルディアナ戦記 3巻 第八章 ころがる肉塊 うごめく獣 2節

「よう、死にたがりのデイン。これからが本番ってとこだな。いっちょよろしく頼むぜ」
彼をからかうように現れたこの男は、ライドという名の戦士で、実はデイン達のパーティに入ったばかりの新メンバーである

#カドルステイト物語 4巻 第一章 レータの作戦 2節

「結果は手段を正当化する。其方は妾の言う通りに動けば良い！」
「女皇陛下がお望みになっても、わたしはお兄様にはなれません」
嘘は所詮、嘘なのだ
真実と嘘が入れ替わる事など有り得ない
「なぜならこれが、わたしの真実の姿なのです」

#カルディアナ戦記 3巻 第八章 ころがる肉塊 うごめく獣 1節

「本格ファンタジー」
そう宣伝すること自体は構わないんじゃ無いだろうか？
人によって基準は様々
結局はダークファンタジーと同じで、読者に分かり易く宣伝する為の謳い文句に過ぎない
例えば『鋼の錬金術師』は、ダークファンタジーを謳ってるけど、私は全然そう思わない
でも分かり易いよね https://t.co/NvGEG72tgU

フィルヤールの最期の言葉。それはライバルでもあるレイラへの、コンプレックスの告白であった
「うおおお！」
レイラは目の前で息を引き取ったフィルヤールを見届けた瞬間、雄叫びのような声を上げる
「おのれ許さぬ、許さぬぞ、地母神軍の侵略者共め！」

#カルディアナ戦記 3巻 第七章 弔い合戦 7節