tarafuku10さんのイラストまとめ

しかし、深夜のテレビ番組で政治への不満をぶちまけたり、あなたの言うとおりに投票しないからといってファンをレイシストとかセクシストとか呼んだりするのは、一線を越えている。彼らはあなたのファンなのだ。あなたは現実を見失っている。そして、あなた自身もどこかの政治家の宣伝係になっている。

ある意味、こういったことは面白がっていればいいのかもしれない。だが、一方で、これは非常に侮蔑的とも言える。私たちの称賛をやみくもな信仰と勘違いしているという点で。エミネムは、彼か今のアメリカ大統領かどちらかを選べと私たちにラップで迫る。泣けばいいのか、笑えばいいのか。

こんなことを言うと、あなたの金ぴかの世界が揺らいでしまうかもしれないが、あなたがアメリカに留まろうが、よその国に引っ越そうが、私たちはこれっぽっちも気にしない。どこに住もうが、どうぞご自由に。

次はマーク・ジェイコブスさん、あなたの番。あなたがデザインした靴はとても素敵。だけど、政治哲学者としては残念もいいところ。私たちのファースト・レディにドレスを提供するのを拒否すると、公にアナウンスしなければならない理由は何なのか?

私はビヨンセが大好き。はっきり言って、失恋の歌を歌わせたら、彼女の右に出る人はいない。しかし、彼女がヒラリーを支持しようが、ネコのガーフィールドを応援しようが、私がそれをどうして気に掛けないといけないのか? 誰か教えてほしい。

私はレディ・ガガのコンサートに通う。私の取り散らかった大学時代を思い出させる彼女の曲を聴くために。だけど、自由で公正に行われた選挙の結果に死に物狂いで抗議する彼女? いやいや、あんな姿は死ぬまで二度と見たくない。

いや、あなたのお母様とセラピストは気にしてくれるかも。しかし、私たちは、洟にもかけていない。詳しい説明が必要かしら。

その点から言えば、たくさんの称賛の言葉やファン・レターをもらい、いくつもの雑誌の表紙を飾るあなたの考えを、私たちが大事にすると思うのも不思議ではないかもしれない。

しかし、それは間違い。誰もあなたが何を考えているかなんて気にしない。

まったく誰も。

コンサートのチケットを買うために何日も徹夜で並び、ステージの上から手を差し伸べるあなたに歓声を上げる。私たちはありえない速さで、あなたの曲の歌詞を覚え、あらゆるダンスの振り付けを記憶する。あなたの映画、テレビ番組、Netflix スペシャルを貪るように見る。

キャンディス・オーウェンズの動画「セレブの皆さんへ: 誰もあなたの考えなど気にしていない」を訳してみた。先日、ゴールデン・グローブの授賞式でリッキー・ジャーヴェイスの痛快なスピーチがありましたが、それと同じようなテーマの動画です。
https://t.co/x0MUq8T6yc