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太平洋に抜けた低気圧の後ろに書いてある気圧の谷。上空のトラフ直下に小さな低気圧性の雲域があって、この子を表現してるみたい。明瞭なトラフの真下には、天気図で書けるよりも小さなスケールの低気圧ができることがちょいちょいあります。
そして今回の低気圧の特徴はあんまりやる気がないこと。太平洋に抜けてもあまり発達せず、日本海にも別の低気圧が残ってダラッとした雰囲気。
これは上空のトラフが明日朝になっても日本の西に残ったままだから。地上の低気圧とトラフのコラボがあってこそ低気圧は発達できます。
今回の全国的な降水イベントはどちらかというと下層暖湿が主役で、上空の寒気やトラフはサポート役な雰囲気。低気圧&前線に向かってどんどん暖かい空気が流れ込んで雪を溶かす気満々、傘マークも東北まで進出。春ですなぁ…。
今週末も気合いの入った寒気移流。低気圧の後面の筋状雲の広がりっぷりがステキ。今回みたいに南北に並んで低気圧が進むとき、水蒸気画像ではそれぞれの低気圧に関わる上層大気の流れ(ジェット気流軸)が見えることも。低気圧の進路もこの流れに乗ってることが多いです。
ちなみに、今週末の低気圧の次と、さらにその次も低気圧が発達しながら通りそうな気配。寒気移流3連チャンを反映して異常天候早期警戒情報と1ヶ月予報も全国的に低温傾向。これで今月最終週の天気が良ければ今シーズンの立山エリアは凄まじいことになるんじゃないだろか…
純粋に自然科学として眺めると、これから深いトラフに突っ込む台風がどう変質してくかも気になるところ。純粋な台風としては今が最盛期。北上と共に徐々に温帯低気圧化&再発達。北から下層寒気グイッと引き込んでイベントの〆は北海道の道東~山間部で大雪、なんて匂いもただよってきたような…。
「こんなに暑いから●月なのに台風が~」なんて意見をたまに見たりするけど、南の海はまだ〝残暑真っ盛り〟くらいの季節感。台風の発生数も減りはするけどそこそこ多い。
ただ、北西太平洋の海水温が平年より暖かいのは事実。変なとこに台風ができたりする前にさっさと冷めて欲しいところ…。
天気図で北からのびるあからさまな“気圧の谷”。雲もクッキリ、雨も降ってる。大きなトラフの影響が続いてる時はこうした“寒冷前線的なヤツ”がくることがちょいちょいあります。
冬の話題が盛り上がる中、今日15時に台風24号が発生。海はあったかいけど進む先には露骨な乾いた空気、さらに明後日には目の前に寒冷前線の試練。そんなわけでこの先あまり発達せず数日後には熱帯低気圧に元通り、そんな予想になってます。 https://t.co/gGiFX2OmKe