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今日はアンディ・ウォーホル誕生日。60年代末の「未来には誰もが15分間は世界的な有名人になれる」という発言はSNS時代にある意味実現しました。彼の表層性を徹底したアートは大量消費時代の象徴と言われますが、コピーが無限に増殖するデジタル時代に符号しており、やはり未来を見た人だと思います。
1979年の今日「エイリアン」日本公開。時代の証言者として言わねばなりません。スターウォーズだけで今の時代は来なかった。その後に2本の傑作※が続いてSF大作の本当の夜明けが訪れました。宇宙の怪物襲撃!というB級設定が重厚な演出と実力派俳優の演技で一流エンタメになる事を証明した奇跡の一本。
「コップ・ムービー」Netflix鑑賞。映画は警官男女2人のコミカルな疑似ドキュメンタリー風に始まる。しかし中盤でカラクリを明かしてからガラリとトーンが変わる。ドラマと現実をシンクロさせ、メキシコ警察の腐敗と警官たちの厳しい現実を解き明かす。高評価もうなずける知的で鮮烈な社会派の傑作だ。
モンテ・ヘルマン生誕祭「断絶」
旅の途上レースで日銭を稼ぐ若者、何かと彼らに絡む中年男、身勝手な若い娘。自由の希求もなければそれを失った絶望もない。元々我々は何か持っていたのか?という恐ろしくシニカルな目線。表情と感情の排除。果てしない空虚感。まさにニューシネマの終焉を飾る傑作。
「神は見返りを求める」鑑賞。弱者同士の善意の連携がパワーバランス崩壊によって悪意に反転する古典的な物語を、動画サイトという現代的ツールを背景に描く。吉田恵輔特有の「やーな感じ」が横溢しているにも関わらずそれを一種軽快なエンタメに変換した手腕が秀逸。胸糞なのに結末は爽快ですらある。
ビリー・ワイルダー生誕祭「お熱いのがお好き」
NHK「世界サブカルチャー史`50s」で衝撃を受けました。軽妙なコメディという認識しかなかったこの作品、実は「女装」というネタを使う事で男社会における女性の受難を描いており、それが当時のモンローの心情とシンクロしていたとは。映画って深いな。
「ビーバーのぬいぐるみが襲ってくるんだぜケケケ」という知人の勧めに従い「ゾンビーバー」アマプラ鑑賞。本当でした。CGを使わないのは本物にこだわるクリストファー・ノーランの影響との事なので、いつかゾンビ化した本物のマッコウクジラと6代目エイハブが戦う「シン・白鯨」が出来る事でしょう。
「ドクター・ストレンジ2」鑑賞。そんな理由で宇宙がピンチかいとも思ったが、混迷する世界における正邪の「アメリカ」争奪戦と捉えれば納得…という屁理屈はともかく、他のMCU作品とは一線を画すファンタジックな魔法バトル、そのめくるめく映像のドライブ感は圧巻。喜べ皆の衆、サムの兄貴は健在だ!