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というわけで、マーベル60年の歴史を、実際に年老いていくピーターと共に体験する【Spider-man Life Story】を読了。
最初は現実世界の出来事ともリンクしており、そこから物語が広がることを期待したのだが、途中からは正史世界のイベントをなぞる【What if?】に近い形式になっていたのは、ちと残念
もはや全盛期の力はなく、気力だけでヒーローを続けるスパイダーマン。その前に最後に立ちふさがったのは、マイルズの身体を乗っ取っていた「スーペリア・スパイダーマン」だった。
これまで何度も繰り返してきた、宿命の戦い。しかし、万全のオットーに対し、老いたピーターは…
史実のトニーよりも、シビル・ウォーに向かう姿勢が強硬に見えるけども、ベトナム戦争が長期化して、「超人が兵隊として扱われる、法の下に支配される」恐ろしさがわかっているという、バックボーンはあるのよね。
曰く、「仲間たちを、キャプテン・アメリカのようにしたいのか?」
かたや、かつて愛し合ったメイのため。かたや、会社を託した息子ハリーのため。それらをおろそかにしてきたピーターの、これまでの人生に、恨み辛み。
到底見過ごせるものではないが、ヴィランたちなりの「愛の形」を見たピーターは…
なんといっても気にかかるのは、双子の養育に手いっぱいのMJと、認知症になったMJ。本来ならばヒーロー稼業などは後輩に譲り、家族のことを第一に考えるべきなのだろうが…ピーターはその性分から、戦いから身を退くことなど考えることもできない
次第に彼の悩みは、ピーターとしての生活に支障をもたらし始める。
グウェン同様にピーターの正体を知ったMJは友の死を責め立て、同様に「戦争へのスタンスを曖昧にし」「裏方に徹する」リードとは考え方の違いで関係に亀裂が
ついに、フラッシュは志願兵として戦地へ赴くことに。
スパイダーマンの大ファンであるはずの彼が、戦争に行くなどと信じられないピーターだったが…フラッシュは「いずれ【彼も】、その力を活かすために前線に来るはずなんだ」と自信を持って出立していく