明「味方には当てないでくださいよ!」

ク「分かってるさ、まず頭の上の武装を鉄屑に変え…」

「待て、アレを見ろ」
ロイが指し示した炎猪の脚関節の一部に傷が見え、火花が散っている

明「損傷部位に対ヘキサギア用の徹甲弾を撃ち込めば行けそうッス!」

https://t.co/GK3svdTwvT

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複数のヴォイドタッチによる同時攻撃を受けてもなお、【ルドラ】の胴体は抵抗を続けていた。

「いい加減に──」

意図せず、“もう一人”と言葉が重なる。
『風天』の余波に傷付いた身体に鞭を打ち、右腕の剣をルドラに向けて振りかざす。

https://t.co/lcZQZHE5YA

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敵部隊を相手に戦っていたフウマ、今は倉庫屋内へ…他と合流を目指していた。

(やっぱり、さっき合流しとくべきだった)

人相手だからかヴォイドよりはと甘く見てたが、やはり手強い。

(確かハルカさんはこっちに行ったと思うし……っ!)

瞬間、物陰に気配を感じたフウマ

https://t.co/fSDUcPuMIR

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「何ッ!?」

アシュレイの斬撃がデミアンの右腕を切り飛ばした。

デミアンの注意が失った右腕に逸れたところへユキコの放った超硬質のヴォイド弾がブラッドの攻撃でダメージを負っていた「風天」を見事に砕く。

「ガーレン!今だ!」

https://t.co/8LynYQOVUD

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「お前ら結構いるのな」

「何…?」

デミアンはルーカスらに視線を向け、倒れたキリングスの脚を掴むとその大顎で捕食する。

「まぁ、あの姉ちゃんがお前は殺さず連れてこいって言うからよォ…来てやったぜ」

「ヘレナの事か。どこまでもしつこい…!」

「お前以外は皆殺しだ」

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仕掛けたキリングスを切払うガーレンの剣の横をルーカスはすり抜け、キリングスに攻撃をしかける。

「確実に個体を潰せ!」

スピアでガーレンにまとわりつく1体の鳩尾から頭部までアッパーの要領で抉り取る。

https://t.co/Q8q4705t6V

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見張りをしていたフウマだったが、砂煙の中に何者かの姿を見た。

「あれは人間、なのか?」

現れたのは人間の武装集団のようだ。だが援軍にしては、様子が妙だ。

(雰囲気が違う。まさか敵……それなら)

報告する必要がある。フウマは戻り、みんなに知らせる事にした。

https://t.co/d41kdkKXtK

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「……来たか」

深夜、遠くからの気配を察しロイが仮眠から覚めると、物資を載せたバルクキャリーが現れる、バルベル隊の到着だ

「おぉ、補給出来るとは有難いな」

「お手伝いに行ってくるッス!」
そう言うと明石はバルベル隊の修理を手伝いに向かった

https://t.co/DSThF7O9n6

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橋の下には海。その水面が揺らめき、間をおいて大きな水柱が上がる。

水中から飛び上がったのは巨大な人魚の如き異形。橋を飛び越えるように宙を舞う。

「奴は…ケルビム…!」

フライスキン達は海中のケルビム…、スライサーヴォイドを警戒していたというわけである。

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Chapter 5

…前回の戦いでかなりのダメージを受け、片腕まで破壊されたフウマ。だったが。

「とりあえずこれでよし、と」

補給隊による修繕で、失った腕も含めて大方元通りに回復した。これならまた戦えるだろう。
しかし……前回受けた大打撃。思い返せば複雑だ https://t.co/oEk9iNITJm

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ハルカは他の参加者と交代で見回りにあたる。ヴォイドは暫くは来ないといったことをセイモンは言っていた。

しかし、油断は出来ない。

「Phaooo…」

「ハンニバル、一緒に来てくれるのかい?」

この数時間でマンモスのハンニバルはすっかり参加者達に馴れていた。

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Bグループの面々を乗せたバルクキャリーはメインストリートを進む。一度、錆の王のサンプルを取得した公園の付近まで戻り、メインストリートへ乗り込んだのだ。

「随分とやりあった跡があるな…」

「Cグループの人達はもうここを通ったらしいですねぇ!」

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Chapter.4-6
『正夢』

▽???

◆さよなら

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「……終わった……のか」

自分が身を隠している間に…終わったらしい。
あの大柄の怪物は、倒したようだ。しかし生存者の救出失敗、バルクキャリーの故障など。…全滅と言う最悪の結末は避けられたものの、被害は大きかった。
フウマ自身も

https://t.co/gMaC2gZAgg

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セイモンはハルカの肩を叩く。

「キュレーター846という男がおる。お前さん達のバックアップでいたはずだ。彼は私の無二の友。彼を呼ぼう」

キュレーター846はベルバル隊のメンバー。彼らには1度世話になっている。

「はぁ…」

「任せろ、私も手伝う」

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「……っ!」

ダミアンにより列車の残骸に吹き飛ばされたフウマは、かつては客室だったボロボロの列車内で…ようやく起き上がる。

(やって……くれるね。身体本体も酷いダメージだし、それに……)

あの激しい威力の蹴り飛ばし。とっさに左腕で衝撃を和らげたが…

https://t.co/bR25PyZlB6

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半ば暴走したようなヘラルドとブラッドによる共撃が【深そうな者】を捉える。纏った布は裂け、筋組織が蠢くのが覗く。

呻き声を上げながらも抵抗の意思を見せる。


https://t.co/epEcdNEuTV

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(風切り音)

(ワイヤーが限界まで伸びる)

(風切り音)
(風切り音)

(やがて遠心力に耐えきれなくなった産屋の身体が…)

(肉が千切れる音)

(衝撃音)

(ワイヤーから離れてコンクリートの壁に激突した)

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