“小波はいまも実在する廃坑テーマパークに置かれた、坑夫姿のマネキン人形があなたの父親だと母に言い聞かされ育つ”
朝日新聞で秋田舞台の作品として斎藤美奈子さんが紹介していた小砂川チトさん『家庭用安心坑夫』(講談社)には尾去沢鉱山が登場するのか!!!
以前訪れてめちゃくちゃ楽しかったです

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『家庭用安心坑夫』小砂川 チト著
第65回群像新人文学賞受賞作で、第167回芥川賞候補作。日本橋三越の柱に幼いころ実家に貼ったはずのシールがあるのを見つけた主人公・小波は、それ以降、幼い頃母に父親だと言い聞かせられた廃鉱山の坑夫マネキン・ツトムを至る所で→

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【11分49秒】倉本さおりの書評系叩き売りラジオBanana~第167回 芥川賞スペシャル!~小砂川チト『家庭用安心坑夫』、鈴木涼美『ギフテッド』、年森瑛『N/A』、山下紘加『あくてえ』、今村夏子『おいしいごはんが食べられますように』 https://t.co/EmjQSwhZkb

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第167回 受賞予想

△小砂川チト「家庭用安心坑夫」(4)

○鈴木涼美「ギフテッド」(2)

○高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」(3)

◎年森瑛「N/A」(1)

△山下紘加「あくてえ」(4)

どれも面白かった!予想は年森さんと鈴木さんのW受賞。好みは後ろの数字順。

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誌上発表後、新聞各紙絶賛、
話題沸騰の受賞作を緊急刊行!

圧倒的筆致とスピード感、
狂気と現実世界が浸食し合う――
第65回 受賞。

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https://t.co/FSKUdRHhdX

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家庭用安心坑夫 / 小砂川 チト

主婦の小波は母親から父親だと刷り込まれてきたツトムという坑夫のマネキンの妄想と、家庭という現実の世界を行き来する

主体性を持ってツトムという架空の父親を求めるあまり、妄想の世界から戻ってきて失うものもあり

背筋がゾクゾクするような読書体験だった

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