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#あかつきばかり キャラ紹介① 石斎(せきさい)
本作の主人公。
開祖四家の一、紫野ノ目の傍流に生まれた男。
母が主筋に近く、父はさほど力のある術士ではなかったが、徒花のごとく希有な血を開花させる。その代償であるかのように、彼の血を引く子はすべて死産となるか産褥で死ぬ母と命運を共にした。
#あかつきばかり 相関図
かつて加賀知の名で働いていた男は老いてのち、石斎と号して山奥に草庵を結ぶ。爾後、隠棲者として過ごす男のもとにあらわれたのが、運命の女・水無瀬。彼女に引き取らたのが鬼子・真人。決して触れあわぬ男と女、恋敵と知りつつ睦む老爺と幼子の関係は、石斎が死ぬまで続く。
作品紹介③ #あかつきばかり
かえるのもり創作の外伝からの更なるスピンオフ。
外伝では脇役だった石斎を主人公に描く、江戸末期から明治前期を舞台とした和風伝奇。
愛した女の悉くを死に至らしめてきた男が、今生最後に出逢った運命の女。
その女の故に死ぬと知りつつ身を投げる、烈火の如き恋物語。
#美女と野獣の千一夜 用語解説⑦【反魂(はんごん)】
外法の中でも禁呪中の禁呪。
死者の魂を喚び返し、姿をとどめる呪法。
ことに藤神に伝わるそれは一度きりのもの。
喚ばれた者は術士の問いに答えねばならず、応じたのちは魂の一片も残らない。
これにより喚ばれた石斎は、二度と戻れぬはずだった。
#美女と野獣の千一夜 用語解説⑥【式神(しきがみ)】
術士が使役するモノを指す呼称。
人ならぬ相手を式神として使役できるようにすることを「式神に降(くだ)す」と言い、その方法は呪力で従える・術で操るなどのほか、対話により契約を交わす場合もある。
水無瀬の夫は、すべて彼女の式神でもある。
#美女と野獣の千一夜 用語解説⑤【天狗(てんぐ)】
石斎が成り果てたモノ。
背に一対の翼を負い、深山幽谷を自在に渉猟する化生。
顕す験力は比類無く、あらゆる外法を能くする。
元は死人返りに過ぎなかった石斎は、業極まって天狗と化す。
それは、地獄にも涅槃にも逝けぬ彼に相応しい末路だった。
#美女と野獣の千一夜 用語解説②【狗神(いぬがみ)】
傲嵐を指す別称。
外法の中にも狗神を造り出す術があるが、それと傲嵐とは別物。
彼は西の果て、今は亡びた国に生じた異形であり、神とも祀られていた。
姿は狼に似るが尋常の獣でなく、自身に殺意を向ける悉くを滅ぼす。
故に渾名して狗神と称す。
#美女と野獣の千一夜 用語解説①【外法(げほう)】
ヒロインである女術士・水無瀬が使う呪術の総称。
道を外れた業とされ、仏道を奉じて正法を行う者からは忌み嫌われる。
が、術の基盤となる神仏には共通するものも多い。
正法が禁じる行為も是とするため、時代によっては犯罪行為ともされる。
#美女と野獣の千一夜 キャラの関係性⑥ 傲嵐と真人
本作第二の対立関係。
水無瀬こと藤神祐子を介し、義理の父と息子の仲になるふたり。
かつて養母を想うあまり出奔した真人の逃避行は、傲嵐によって水の泡となる。
それを恨むそぶりも見せず、傲嵐を父と呼んで懐く真人の真意は、どこにあるのか。
#美女と野獣の千一夜 キャラの関係性⑤ 傲嵐と騰蛇
本作最初の対立関係。
女術士・水無瀬に仕える二体の式神。
敬愛する主を妻女たる存在に貶めた妖獣を憎む騰蛇と、忠誠の陰に裏切りにも等しい恋情を潜ませた蛇精を許せぬ傲嵐と。
喰らうが習いの彼らにとって、互いを相食むは避けざる運命なのか。